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シャインマスカットの育て方|植え付けから収穫までの基本のステップ

シャインマスカットの育て方

シャインマスカットは、くだもの屋だけでなく一般的なスーパーなどでもおなじみの、人気くだものとなりました。しかし、シャインマスカットは比較的新しい品種のぶどうであるため、どのように育てられているのか知らない方も多いのではないでしょうか。

この章では、シャインマスカットを育ててみようと考えている方のために、シャインマスカットの基本的な情報や育て方をご紹介していきます。

シャインマスカットの特徴

シャインマスカットの育て方|植え付けから収穫までの基本のステップ

シャインマスカットは濃厚な甘さだけでなく、種がなく皮ごと食べられる点が人気の品種です。6月下旬~10月上旬にかけて収穫される、夏の定番くだものの1つとなりました。

シャインマスカットは湿度が高い環境よりも湿気が少ない環境でよく育ちます。また、寒さに弱いという特徴があります。

まずは苗木を選んでみよう!

シャインマスカットを育てるには、まずはよい苗木を選ぶことからスタートします。ここでは、苗木の購入方法と、苗木を選ぶ際に注目していただきたいポイントをご紹介します。

苗木の購入方法

シャインマスカットの苗木は、苗木屋やホームセンターの園芸コーナー、ネット通販でも購入できます。次の項目で、苗木を選ぶ際に注目すべき点をご紹介するので、店頭で直接見て購入するときや、ネット通販の写真を見る際にも参考にしてみてください。

よい苗木を見極めるには

よい苗木のポイントは、芽が多いことと、細い根が多いことです。根はできるだけ表面積が広いほうが多くの水分や栄養を吸収できるため、太さよりも本数が多いほうが丈夫に、早く成長します。

また、芽の数が多いほど、それだけ伸びてくる枝の数も多くなります。すべての芽を数えるのは難しいですが、芽と芽の間隔を見れば多いか少ないか判断できます。同じ長さの苗木同士であれば、芽の間隔が狭ければそれだけ多くの芽がついているということになります。

苗木の植え付け方法

シャインマスカットの育て方というと、地植えをイメージする方が多いかもしれません。しかし、じつは、ぶどうの育て方にはプランターを使う方も多いのです。また、シャインマスカット はハウス栽培で暖かい環境で育つイメージもあるかもしれませんが、じつは、露地栽培でもちゃんと育ちます。

ここからは、シャインマスカットの苗木の植え付け作業について解説していきます。

植え付けの時期

シャインマスカットの植え付け時期は、秋と春のどちらかがよいといわれています。秋は10月~11月、春は3月下旬ごろです。シャインマスカットは寒さに弱いので、寒い地域の方は、春を選んだほうがよいでしょう。

植え付け方法

苗の植え付けをする前に、まずは土づくりをします。赤玉土をメインに、腐葉土をまぜた土を使ってください。使用する鉢は、大きめのものがおすすめです。鉢の下に小石をしきつめ、その上に土を鉢の半分程度まで入れます。

そして、苗を植え付ける際には、あらかじめ根をほぐしてから水を吸わせておいてください。その後、苗を植え付けて残りの土を固めにかぶせて、植え付けは完了です。植え付け時期が秋の場合は、寒い地方では寒さ対策としてワラをかぶせるとよいです。

鉢の仕立て方と剪定方法

シャインマスカットの植え付けができたら、次の行程は仕立て作業です。この記事では、プランターを使用して収穫まで育てられる「あんどん仕立て」をご紹介します。「シャインマスカットの棚の作り方はどうしよう……」と考えていたかたも、あんどん仕立てなら棚を作る必要はありません。

あんどん仕立ては、鉢の外周の内側に数本の支柱を立てて囲い、支柱の途中や上部にフレームを取り付ける方法です。副枝を切り落とし、伸びた主幹をフレームに巻き付けながら育てていきます。そのため、シャインマスカットを育てるためには剪定が重要です。

剪定方法はさまざまな種類がありますが、シャインマスカットは短梢剪定という方法が適しています。短梢剪定とは、枝の元から数えて2芽までを残し、その先を切り落とす方法です。1年目に短梢剪定をしたら、2年目は1年目に残した次の芽から2芽を残して剪定してください。

また、シャインマスカットを挿し木で重ねて太く大きくする場合、剪定で切り落とした枝を利用できるので、挿し木をする時期まで冷凍庫で保存しておくのもいいでしょう。

剪定の仕方に困ったら?

ぶどうの栽培は高級品種のシャインマスカットでもプランターを使用した方法で育てられます。しかし、シャインマスカットには剪定が欠かせないため、知識や経験があまりない方にとっては難しく感じるかもしれません。

そんな場合には、剪定業者に相談してみてはいかがでしょうか。自己判断で剪定をし、失敗してしまうより、経験豊富な業者にお任せしてみるのも、おいしいシャインマスカットを育てる1つの手段です。

収穫までの流れと甘く育てるコツ

先ほどの章では、苗木の選び方から植え付け・剪定までを解説しました。この章では、シャインマスカットが収穫まで育つ過程で、おいしく育つためにできるお手入れをご紹介していきます。

シャインマスカットのお手入れ方法

シャインマスカットの育て方|植え付けから収穫までの基本のステップ

シャインマスカットの基本的なお手入れとして、肥料と水やりがあげられます。肥料は、有機肥料や石灰肥料を使用するのがおすすめです。また、窒素肥料を使用する方は、量を少なめにすると、甘い実がなりやすいです。肥料をやる時期は、6月と9月がよいといわれています。

水やりについては、1年を通して水をやりすぎないよう注意してください。夏場は1日1回、夏場以外では週に2~3回で十分です。

花穂の整形・摘粒の方法

花穂(かすい:穂をつけるように咲く花)が育ってくる5月中旬ごろは、花穂の整形をおこないます。花穂の整形とは、梢(こずえ:枝の先端のほう)にたくさんなる花穂のうち、収穫まで育て上げる部分を選ぶ作業です。余分な花穂を切り落とし収穫する穂を絞り込むことで、より大きく甘い実が育ちます。

花穂の整形方法はシンプルで、梢の先端にある花穂を残し、副穂(ふくすい)を切り落とします。収穫されるシャインマスカットをイメージしながら、残す花穂を選ぶと、やりやすいでしょう。

花穂の整形後、シャインマスカットの粒が大豆くらいの大きさになってきたら、摘粒(てきりゅう)をします。摘粒とは、小さい粒を取り除く作業で、実が多くつきすぎないように収穫する房を整える、大切な工程です。シャインマスカットの成長具合にもよりますが、一般的に、房の下部から上部までを7段くらいとして、各段の粒数をバランスよく整えてください。下部から上部にかけて粒数が多くなっていく形になるよう摘粒しましょう。

ジベレリン処理って何?

シャインマスカットは種無しで食べやすいのが魅力の1つですが、じつは、種無しなのはある特別な処理がされているためなのです。その特別な処理は「ジベレリン処理」といい、植物ホルモン剤を使用する人工的な方法です。

ホルモン剤と聞くと、健康への影響を心配される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、シャインマスカットのジベレリン処理に使用されるホルモン剤は1種A3というタイプで、人体への影響はないといわれています。

このジベレリン処理は、5月中旬~6月中旬、花穂が満開に咲いたころがタイミングです。花穂にホルモン剤を含んだ液を吹きかけるか、カップ容器の液体に花穂をひたします。この処理は2回必要で、1回目の処理から10~15日置いてから2回目をおこないます。どちらの回も、雨で液が流れ落ちないよう、当日、翌日の天気に注意してください。

袋掛けから収穫まで

摘粒が終わり、あとは粒が成長をするのを待つあいだには、袋掛けをしましょう。袋掛けは、シャインマスカットの雨よけ・防虫・日よけの役割があります。使用する袋の大きさは、収穫時のシャインマスカットをすっぽりおおえるよう、大きめのものを使用しましょう。色については、透明より白みがかった袋のほうが、日よけの効果が高いです。

より甘く育てるには?

ここまではシャインマスカットの基本的な育て方を解説してきましたが、ここでは、シャインマスカットをより甘く育てる工夫を2つご紹介します。

窒素施肥量を抑える

野菜やくだものの栽培によく使われる窒素肥料ですが、シャインマスカットを甘く育てるにはその量が少ないほうがいいといわれています。窒素肥料を少なくするかわりに、牛ふん肥料や腐葉土で栄養を補いましょう。

樹上で完熟するまで待つ

くだものは、熟れごろに強い甘みが出ておいしく感じます。そのため、甘いシャインマスカットを収穫するには、しっかり完熟するまで収穫を待つことが大切です。収穫のタイミングは、実の付け根が黒っぽく変色するころです。「完熟してきたかな」と感じたら、1粒食べてみて、食感と甘さを確かめてから収穫するといいでしょう。

シャインマスカットは病害虫対策が大切

シャインマスカットの育て方は特別難しいことはないといわれていて、家庭で育てる方も増えてきていますが、もっともやっかいなのは病害虫かもしれません。この章では、シャインマスカットに被害をもたらす、病害虫への対策方法をご紹介します。大切に育てたシャインマスカットを無事に収穫するために、ぜひ参考にしてみてください。

大敵!ブドウスカシバの対策方法

シャインマスカットの育て方|植え付けから収穫までの基本のステップ

シャインマスカットの病害虫のなかでもっとも要注意なのが、「ブドウスカシバ」です。ブドウスカシバは小さいハチのような見た目で、黒い体に黄色い帯が見られます。ブドウスカシバは、シャインマスカットの新梢が出てきた部分に卵を植え付けます。幼虫が茎を食べながら育つことで、枝や葉が枯れてしまいます。

このブドウスカシバの対策方法は2つあります。1つは、シャインマスカットに近づくブドウスカシバにトラップをしかけ、シャインマスカットに寄せ付けない方法です。トラップの作り方は、シャインマスカットから離れた場所に設置した粘着シートに、おとりとして捕まえた1匹をくっつけておくだけです。その1匹につられて、ほかのブドウスカシバが寄ってくることで、粘着シートにひっかけることができます。

もう1つの対策方法は、防虫剤の散布です。防虫剤の散布時期は、ブドウスカシバの幼虫が成虫となり終わった6月下旬ごろが効果的といわれています。また、対策をしていてもブドウスカシバにやられてしまったら、被害を受けた枝を切り落とし、断面を焼いてしっかり処置することも大切です。

無農薬栽培ならビニールでおおいましょう

無農薬栽培でシャインマスカットを育てる方は、病害虫対策として防虫剤を使用できないでしょう。そこで、あんどん仕立てで育てているマスカットの木全体に、ビニール袋をかぶせる方法をおすすめします。

大きめの透明・半透明のポリ袋を上からすっぽりかぶせて、通気口として天井に小さい穴を数個開けておきましょう。

木の剪定も病害虫対策の1つ

病害虫対策のためのお手入れではありませんが、定期的な木の剪定が病害虫対策につながります。なぜなら、木の剪定は病害虫が寄り付きやすい、弱っている部分を切り落とすという目的があるからです。また、剪定には木の風通しをよくして、病原菌が発生しやすい原因となる湿気を少なくする効果もあります。

剪定って依頼したほうがいいの?

さきほど解説したように、木の剪定は成長をコントロールするだけでなく、木の健康維持や病害虫対策にもつながる、とても重要な作業です。剪定が適切にされていないと、おいしい実ができないだけでなく、収穫前に病気にかかってしまい枯れてしまうこともあります。

剪定の知識が少なく自信がない方は、この重要な作業を剪定業者に任せてみることで、安心してシャインマスカットを育てられるでしょう。

剪定にかかる費用相場

シャインマスカットの剪定にかかる費用相場は、業者によって異なります。木の種類によって金額が設定されていたり、作業にかかる時間や人数によって金額が変わってきたりします。さらに、出張費や使用する薬剤などでも追加の料金が発生することがあります。

シャインマスカットの剪定を業者に依頼しようと検討している方は、まずは複数の業者から相見積もりをとり、相場を確認してみるのがおすすめです。

お庭110番のサービス料金
  • 庭木の剪定

    3,000円〜/本

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  • 伐採

    2,000円〜/本

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  • 草刈り(機械刈り)

    300円〜/㎡

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