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ラベンダーのお手入れ|初心者のための育て方・収穫・剪定法・病害虫

美しい紫の花びらに、強い香りをもつラベンダーは、庭を美しく彩ってくれます。

また、ハーブとしての役割を果たすことや、インテリアとしての利用もできるため、栽培している人もいることでしょう。今は育てていなくても、これから育てたいと考えていらっしゃる人もいるかと思います。

ラベンダーを栽培するには剪定が欠かせません。湿気に弱い性質をもっているため、定期的に剪定をして蒸れを防ぐことで、元気に育てることができるのです。

今回は、そんなラベンダーの手入れ方法について解説します。正しく手入れすることで、ラベンダーを長く楽しむことができるでしょう。

ラベンダーの正しい剪定方法

ラベンダーは成長が早いため、放っておくと大きくなりすぎることがあります。そのため、適度な剪定が必要なのです。健康的な状態で長生きさせるには、正しい剪定時期と方法を知っておきましょう。

ラベンダーを剪定する目的

ラベンダーを剪定する目的

ラベンダーは剪定をすることによってさまざまなメリットが生まれます。形を整えるだけでなく、剪定した部分を再利用したり、増やしたりして楽しむこともできるのです。そこで、以下ではラベンダーを剪定する4つのメリットについてご紹介します。

・ラベンダーを長持ちさせる
ラベンダーは高温多湿な環境を苦手とするため、茎が増えすぎると弱ってしまうおそれがあります。なぜなら、茎が増えるとラベンダーの内側に空気がこもってしまうため、湿度が上がってしまうからです。

そのため、不要な茎を選んで剪定し、風通しを改善しましょう。ラベンダーが好む環境を作ることで、長生きさせることができるといえます。

・ラベンダーを暑さから守る
ラベンダーは気温の高い環境を嫌うものが多いです。そのため、枝数が多くなって内部の温度が高くなると、ラベンダーが内側から枯れてしまうおそれもあります。そのため、剪定をして枝を減らすことで、こもった熱を分散させ、ラベンダーを暑さから守りましょう。

・収穫して利用する
ラベンダーは見た目が美しいだけでなく香りもよいため、ドライフラワーにしたり、花瓶に生けたりして家に飾ることができます。また、ハーブとしても使用することができるので、料理やお菓子のスパイスにして楽しめるでしょう。

・繁殖させる
剪定した茎は挿し木としても利用できます。茎を1つの株として育てることで、ラベンダーの収穫量を増やしたり、生産数を増やしたりすることもできるのです。剪定した茎がもったいないと感じたら、挿し木に利用してみるのもいいかもしれません。

ラベンダーの剪定時期

ラベンダーは湿気に弱いため、梅雨より前の5月前後におこないます。梅雨前に剪定をして枝数を減らしておくことで、ラベンダーの内部が蒸れるリスクを軽減できるからです。

また、4月~5月前後にかけては花もつけているため、収穫もかねて剪定を楽しむことができるでしょう。また、ラベンダーは品種によって剪定時期が違います。そのため、品種に合った時期で剪定をおこないましょう。

ただ剪定するだけでなく、花の収穫も楽しみたいのであれば、先述したとおり4月~5月ごろの開花しているときに剪定すればよいです。しかし、収穫目的でない場合は、花芽がつく前に剪定しましょう。品種によって開花時期は多少異なります。そのため、下記にそれぞれの品種の、収穫目的以外の剪定時期を簡単にまとめました。

  • プテロストエカス系: 10月下旬~11月
  • デンタータ系:9月の半ばから下旬
  • アングスティフォリア系:12月~2月の下旬
  • ラバンディン系:12月~2月の下旬
  • ストエカス系:11月の上旬

自分が育てているラベンダーがどの品種なのかわかる場合は、上記でご紹介した時期に剪定するとよいでしょう。そうすることでラベンダーをより健康的に保てるはずです。

【ラベンダーの剪定1】花後の剪定

花の時期が終わってからのラベンダーは、6月前後に剪定をしましょう。花後のラベンダーを剪定するときは、根元の近くで切ります。根元に近い位置で剪定することによって、風が内部まで届くようになるからです。

ただし、剪定するときは、葉が生えている位置より下で切るのはさけましょう。葉が生えていない部分で剪定すると、新しい茎が生えなくなってしまうためです。

【ラベンダーの剪定2】強剪定

強剪定とは、植物の茎や枝を大胆に剪定し、ボリュームを減らす剪定方法です。ラベンダーの強剪定は、11月~12前後におこないましょう。積雪があるとラベンダーの茎は折れてしまうことがあり、折れた部分を放っておくと枯れるおそれがあります。

そのため、強剪定をおこなうことで全体のボリュームを減らし、積雪の際に雪の重みで茎が折れないようにすることが、ラベンダーを守るためにも大切なのです。強剪定をおこなうときは、古くなったり伸びすぎたりしている茎を、根元から剪定します。

全体的な茎の量が半分になるまで剪定をしたら、先端を切り揃えて大きさを整えましょう。剪定前よりもかなり小さくなりますが、形を整えておくことで、美しい形に成長します。

ラベンダーは植え付けから2年目に強剪定を始めます。しかし、2年目以降は毎年1回のペースで強剪定をおこなってください。

ラベンダーの基本のお手入れ

ラベンダーをより長く楽しむには、水やりや肥料などの基本的な手入れも大切です。元気なラベンダーは花をたくさんつけるので、元気に育てるための育て方を試してみましょう。

ラベンダーの特徴

ラベンダーの特徴

ラベンダーはシソの仲間で、強い香りが特徴です。よい香りのする花は石鹸や香水としても使用されます。また、深い紫色の花を咲かせるため、庭に植えることで景観を華やかにしたり、ドライフラワーなどのインテリアとして活用したりできる植物です。

さらに、ラベンダーにはハーブとしての一面もあります。そのため、料理やお菓子の中に入れて隠し味にすることも、ラベンダーの楽しみ方のひとつといえるでしょう。

また、ラベンダーには5つの種類があり、それぞれ香りや見た目に違いがあります。そこで、以下では5種類のラベンダーについてまとめてみました。

  • アングスティフォリア系:一般的なラベンダーの品種で、食用や香料、観賞用として楽しむことができます。
  • デンタータ系:ほかのラベンダーよりも大きく育ち、あたたかい環境でも育てやすい特徴があります。
  • プテロストエカス系:香りは少ないですが、花や葉の形が美しいため、観賞用として楽しめます。
  • ラバンディン系:ほかのラベンダーよりも甘い香りを出します。また、病気に強いため育てやすいのです。
  • ストエカス系:あたたかい気候でもよく育ち、花の紫が鮮やかなのが特徴です。香りはほかの品種よりも弱いため、飾りやガーデニングに使うのがおすすめです。

暑さに弱いラベンダーの中にも、温暖な地域で育てられる品種はあります。そのため、関西より南の地方にいる人でもラベンダーを育てることができるでしょう。

普段のお手入れ

ラベンダーを長く楽しむには、定期的な水やりと肥料が重要なポイントになります。以下ではラベンダーの育て方についてご説明していくので、ぜひ参考にしてください。

・水やりの方法
ラベンダーの水やりは朝におこないます。葉や花にかからないよう、根元にだけ水を与えることが肝心です。ただし、あまり水をやり過ぎると、根腐れを起こして枯れてしまうので、土が乾いていないかチェックしてから水を与えましょう。

・肥料の時期とまき方
苗を植え替えたときは、株の周りに粒状の肥料を与えましょう。粒状の化成肥料は水やりや雨水で溶け効果も長続きするのでおすすめです。植えつけたばかりのころはエネルギーを使うので、肥料から栄養を与えるのがおすすめなのです。

植えつけてからはあまり肥料を必要としないため、春の成長期や剪定後など場合に応じて少しずつ与えましょう。ただし、春の成長期や剪定後以外で肥料を与えすぎると、かえってラベンダーが弱ってしまうおそれがあるため、注意が必要です。

ラベンダーの増やし方

ラベンダーが育ってきたら、株数を増やして見た目や収穫を楽しむこともできます。苗から買うこともできますが、挿し木や種で増やせばコストをもおさえることも可能です。ここからはラベンダーの繁殖方法をご説明していきますので、ぜひ参考にしてください。

・挿し木
挿し木とは、ラベンダーの枝を土に植え、1つの株として育てる繁殖方法です。4月~5月前後の成長期にかけておこないましょう。詳しい手順は以下のとおりになります。

  1. 植木鉢の中に鉢底ネット、鉢底石、挿し木用の土を順番に入れる
  2. 若いラベンダーの茎を切り、下から半分までの葉を取り除く
  3. コップなどの容器に水を入れ、茎の切り口をつけておく
  4. 1時間ほどたったら活力剤を塗って用意してあった植木鉢に植える
  5. 土が乾いてきたタイミングで小まめに水やりをする
  6. 室内や日陰などで育てる
  7. 1か月ほどたったら根が生えてくるため、そのタイミングで植え替える

鉢底石と鉢底ネットとは、土の通気性を保つために、鉢の中へ敷いておくアイテムです。鉢の中に鉢底ネット、鉢底石、土の順番で入れていくと、土だけで育てるよりも水はけがよくなり、根腐れを防げます。

また、ラベンダーの挿し木には、緑色の鮮やかな若い茎を使いましょう。若い茎のほうが、茶色の古い茎より育つ力が強いため、挿し木をしたときに根が定着しやすいのです。茎を斜めに切っておけば水分を多く吸収し、より元気に根を伸ばすことができるでしょう。

・種まき
種は園芸売り場や通信販売などで購入できます。挿し木同様、4月~5月前後に種まきをおこないましょう。以下が種まきの詳しい手順になります。

  1. 2週間ほど前にピートモスと苦土石灰を混ぜておく
  2. 鉢の中に混ぜておいた土を入れ、種をまく
  3. 種をまいたら、その上に土をかぶせる
  4. スプレーで土に水を与え、こまめに土を湿らせる
  5. 2週間ほどで芽が出てきたら、勢いの弱いものだけを選んでほかは切り取る
  6. 10センチほどの大きさに育ったら植え替える

土の栄養成分を整える苦土石灰は、混ぜてからすぐに植えつけをしても効果を発揮できないといわれています。そのため、ピートモスという種類の土を一緒に混ぜこみ、2週間置いておくことで、園芸に適した土にできるのです。

また、水やりをするとき、土が乾いていると種が発芽しにくくなります。種が水分を吸収できないと、そのまま土の中で枯れてしまうのです。そのため、中にある種まで水が届くよう散布しましょう。

植え替えると立派に育つ

ラベンダーは成長につれて、根の広がりも大きくなります。根が伸びるためのスペースがなくなると根詰まりを起こすため、成長が遅くなったり枯れたりしてしまいます。そのため、もっと大きい鉢植えや、庭に植え替えましょう。

ただし、植え替えを何度もすると、ラベンダーがダメージを受けてしまうおそれがあります。植え替えが原因で枯れてしまうこともあるため、無理におこなうのはさけましょう。

しかし、ラベンダーが根詰まりを起こしているため、どうしても植え替えをしなければならない場合ができてしまうこともあります。もし植え替えをしても大丈夫かどうか迷ってしまったときには、植物育成のプロを頼ってみるのもおすすめです。

弊社であれば、庭づくりや植え替えでお困りの方に、加盟店の業者をご紹介させていただくことができます。庭仕事に慣れた業者に任せることで、植え替えをおこなった際にラベンダーが枯れてしまうリスクを減らすことが可能です。

ラベンダーの収穫時期と方法

ラベンダーは開花中から花後である5月~6月前後に収穫をおこなうのがおすすめです。ラベンダーの花はピークを過ぎてからでも利用できますが、開花中に収穫して家に飾れば美しいままの姿を楽しめます。

収穫するときは、根元から5センチ前後、葉がついている部分よりも上の位置で茎ごと収穫しましょう。茎と一緒に収穫することによって、ドライフラワーや挿し木に使うことができるのです。また、梅雨前の剪定も同時におこなうことができるため、一石二鳥といえます。

注意したい病害虫

ラベンダーには強い香りがあるため、害虫が寄りつきにくい傾向にあります。しかし、病気や害虫が発生してしまったときは、ラベンダーが枯れる前に早めの対処をしてください。

・うどん粉病
うどん粉病は、葉や花の表面に粉のような汚れがつく病気です。粉のような部分はカビの一種であり、放っておくと光合成の邪魔をするため弱る原因になります。そのため、有効な殺菌剤で消毒しましょう。

・カイガラムシ
カイガラムシは群れで寄生し、葉や茎から養分を奪います。ラベンダーの汁を吸って弱らせるため、花が咲かなくなるおそれがあるのです。カイガラムシは表面に白い甲殻があり、殺虫剤が効きにくいので、専用の薬剤で駆除するか、歯ブラシで地道にこすり落としましょう。

素敵なお庭を維持するための4カ条

植物は日々成長し続けるため、庭を美しく保つには毎日のメンテナンスが大切になります。美しいままの状態を維持させることで、庭を彩ることができるでしょう。そこで、以下では美しい庭を保つためのポイントを4つご紹介します。

【その1】庭の様子を毎日チェック

【その1】庭の様子を毎日チェック

植物の中には成長が早いものもあり、何日か放っておくとすぐに大きくなってしまうものもあります。大きくなりすぎた植物は見た目が悪くなるうえ、植物の中まで日光が届かないため、光合成ができずに内側から枯れてしまうリスクも高いのです。

逆に、水や栄養が不足していることで枯れてしまう場合もあります。そのため、毎日1回は庭の様子や土の状態をチェックし、雑草駆除や水やりなどの手入れをしましょう。

【その2】道具を揃えてモチベーション維持

庭を作るのに使用する植木鉢やプランターなどは、使用するうちに泥や雨水で汚れてしまうことがあります。そのため、水やブラシで洗って汚れを落としましょう。

ガーデニングの道具がきれいになっていれば、庭の外観もより美しい状態のまま整えることができるため、庭づくりのモチベーションアップにもつながるはずです。

【その3】消毒をしましょう

庭を美しく保っていても病気や害虫にかかると、葉に穴をあけられたり、変色したりして見た目を損なってしまいます。そのため、事前に農薬を用いて消毒をしておきましょう。

・農薬の必要性
農薬は使いすぎると植物にとって毒にもなってしまいますが、メーカーごとに決められた分量を守って使えば病害虫の予防になります。ただし、種類によって有効な成分も違うので、お庭で育てている植物につきやすい病害虫を把握しておきましょう。

・散布方法
初夏からは病害虫が発生しやすいため、3月~5月前後にかけて農薬を散布しましょう。スプレータイプのものを選ぶことによって、散布を簡単におこなうことができます。

ただし、農薬の成分が風にあおられると、洗濯ものや人の顔にかかる危険もあります。そのため、風の強い日をさけ、マスクを着用するなど注意を払って散布することが大切です。

【その4】プロの技を借りる

庭のスペースが広かったり、植えている植物の種類が多かったりすると、それだけ管理も大変になります。自力での管理が大変だと感じたときは、業者に任せるのも手段のひとつです。経験を積んだ業者に任せることで、自力でやるよりも美しく庭を仕立ててもらえます。

しかし、業者に依頼をするとなれば、費用が心配になる人もいることでしょう。そこで、以下では業者に依頼をしたときの費用相場についてまとめてみました。

  • 3メートル未満:約2,500円~4,000円前後/1本
  • 3~5メートル:約6,000円~10,000円前後/1本
  • 5メートル以上:約14,000円~20,000円以上/1本

剪定料金は植物の高さや本数に応じて変わります。そのため、依頼する前に明確な料金見積もりをおこなってもらうのがおすすめです。弊社のお庭110番では、庭のお手入れでお困りの方に、加盟店から業者をご紹介させていただくことができます。

加盟店の中には無料で見積もりをおこなう業者も多いので、見積もりだけでお金を払う心配も少なく済ませることが可能です。お庭110番では24時間無料で電話によるご相談を受けつけておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

まとめ

ラベンダーは見た目も美しく香りもよいため、ガーデニングに取り入れたい人もいるでしょう。しかし、ラベンダーは湿気に弱いため、定期的に剪定して枝数を減らす必要があります。

剪定した枝はインテリアや料理に利用できるため、収穫もかねておこなえば剪定も楽しめるはずです。

また、ラベンダーを育てるにはこまめな水やり、施肥も大切になります。極度な乾燥や湿気を嫌うため、土の表面が乾いていないかを確認し、乾いていれば水を与えましょう。また、月に1回の肥料を与えるときは、水に溶けるよう散水の前に与えてください。

ラベンダーのほかにも、多様な植物を植えることで庭を彩ることができます。しかし、美しい庭を彩るには手間もかかり、大変な面もあることでしょう。

自力での手入れが難しいと感じたら、業者に依頼をするのもひとつの手段です。業者に依頼することで、美しい庭を長く楽しむことができるようになるでしょう。

弊社では、多数の加盟店のなかから、お客様のご要望に最も相応しい業者をご紹介することが可能です。24時間365日稼働しているコールセンターで、ラベンダーの手入れからお庭づくりに関することまで、多くのご相談に対応しております。

何かお困りのことがございましたら、ご都合のよいときにぜひ一度ご連絡くださいませ。

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  • 庭木の剪定

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  • 伐採

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    300円〜/㎡

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