夾竹桃は街路樹や公園などでもよく見かける身近な花です。夾竹桃を剪定するときは、毒に注意しておこなわなければなりません。夾竹桃の毒はとても強く、大変危険です。
今回は夾竹桃を自分で剪定したいという方へ向けて、剪定方法をご紹介していきます。これを参考にしっかりと対策をしたうえで、剪定をおこ夾竹桃を自分で剪定する方法なってください。
とてもこわい夾竹桃の毒
夾竹桃には「ストロファンチン」や「オレアンドリアン」という毒が含まれています。ほとんどの方が聞いたことがない名前でしょうが、これらは青酸カリよりも強力な毒です。
危ない毒をもつ夾竹桃ですが、そのぶん病害虫にあいにくいとても丈夫な植物なので、身近なところによく植えられています。しかし、身近ということは、毒について知らないと中毒症状を起こしてしまう危険がとても高いともいえます。まずは夾竹桃の毒について、よく理解しておきましょう。
毒による症状
夾竹桃の毒を摂取してしまうと、次のような中毒症状を引き起こすことがあります。
- めまい
- 吐き気や嘔吐
- 腹痛
- 下痢
- 不整脈
- 倦怠感
- 触れたところの炎症
また、人が夾竹桃の毒をコンマ数ミリグラム口にしただけで死に至る こともあるといわれています。少量でも危険があるため、取り扱いには細心の注意が必要です。
夾竹桃の毒が含まれるところ
夾竹桃の毒は、葉・枝・花・根などのすべてに含まれています。そのため、葉や枝を触っただけでも炎症を起こしてしまうこともあります。
さらに、夾竹桃が植わっている土も毒で汚染されてしまうのです。汚染されてしまった土は、毒が抜けるのに1年ほどかかるといわれています。
このように夾竹桃には非常に強い毒が含まれているため、大変危険です。ご自宅で育てている方は、夾竹桃のお手入れは業者に任せることをおすすめします。弊社では庭木のお手入れ全般に対応できる業者をご紹介しています。ご要望にあったお近くの業者をお探ししますので、業者をお探しの方はご連絡ください。
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夾竹桃を自分で剪定する方法
夾竹桃の剪定を自分でする場合、枝や葉に肌が直接触れないよう入念な準備が必要です。手には厚手の革製の手袋を装着し、顔にはゴーグルやマスクを着けましょう。衣服は長袖、長ズボンを着用して肌の露出を極力少なくします。枝を切ったときに垂れる樹液にも毒が含まれますので、足元にも注意を払いましょう。
剪定時期
夾竹桃の剪定は3~4月ごろ、もしくは9~10月ごろにおこなうのがよいでしょう。夾竹桃は5月ごろから花を咲かせる花芽をつくりはじめ、7~8月ごろに開花期をむかえます。5月以降に枝を切ると、花芽も切り落としてしまって花が少なくなることがあるのです。そのため花芽をつくりはじめる前の春か、花が咲き終わった後の秋に剪定をするのが最適です。
また、夾竹桃は寒さが苦手な植物なので、冬に剪定をすると弱って枯れこんでしまうことがあります。十分に花を楽しんだ後の秋に剪定をするなら、寒くなる前に済ませるようにしましょう。
剪定方法
剪定するときは、まず仕上がりのサイズや樹形を決めます。次に、枯れた枝・古い枝・内向きの枝・混みあった枝などを根本から切り落としてしまいます。そして、最初に決めた仕上がりサイズや樹形をイメージしながら先端の細かな枝葉を切り落とし、形を整えてください。
剪定は枝の途中ではなく、枝の根本から切り落とすようにしましょう。枝の途中で切ると、またそこから枝が伸びてきてしまいます。
切り落とした枝の処分
剪定をすると切り落としたたくさんの枝や葉を処分しなくてはなりません。ここで注意したいのが処分方法です。夾竹桃を燃やすと、有毒な煙が発生してしまうのです。そのため、絶対に自分で燃やしてはいけません。そもそも自宅の庭などでゴミを焼却することは違法です。
自治体のゴミ回収に出す場合も、通常の剪定枝や可燃ゴミとは区分や出し方が異なる場合があります。お住まいの地域によってもルールが違いますので、一度役所などに問い合わせてみましょう。
このように剪定だけでなく処分まで大変な夾竹桃の毒ですが、業者に依頼すれば剪定から処分まですべて任せることができます。安全に夾竹桃を剪定したいという方は、弊社までご連絡ください。剪定で出た枝葉の処分にも対応している業者をご紹介します。電話なら24時間365日いつでも受け付けしておりますので、いつでもお気軽にご相談ください。
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夾竹桃の育て方
夾竹桃はとても丈夫な植物なので、お手入れはあまり必要としません。しかし、夾竹桃のかわいい花を楽しむためのポイントがあるので、育て方について確認していきましょう。
水やり
基本的に庭木の場合は雨水だけで十分なので、よほど長期間雨が降らないことがない限り水やりすることはありません。ただ、若木の場合や鉢植えなら水やりが必要ですので、土が乾いたら与えるようにしましょう。
用土
夾竹桃はたいていの土で育つことができます。ただし、粘土質の土だけは苦手です。鉢植えにする際は、水はけのよい土を選びましょう。
日当たり
夾竹桃は日当たりがよい場所を好みます。日当たりが悪い場所でも育たなくはないですが、花が落ちやすかったり、咲かなかったりする原因となりますので、あまりおすすめできません。
病害虫
毒があるためほとんどの害虫はやってきませんが、キョウチクトウアブラムシだけは夾竹桃の毒に耐性があるため、吸汁されることがあります。吸汁されると葉や枝が弱ってしまったり、花が咲かなくなったりしてしまうのです。さらに、キョウチクトウアブラムシの排泄物からカビが発生し、それが原因となってすす病を引き起こしてしまうこともあります。
キョウチクトウアブラムシは集団で行動するため数も多いですし、殺虫剤が効かないこともあるため、対処が難しいです。
弊社では夾竹桃の剪定だけでなく、害虫駆除について対応できる業者もご紹介しております。お困りの際にはぜひご利用ください。
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