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剪定のコツがわかれば初心者でも失敗しない!最低限知っておくべき基礎知識

剪定にもコツがある! 初心者でもできる庭木の剪定ポイント

「庭木がもっさりしてきたので、剪定でスッキリさせたい!」
「できることなら業者に頼らず自分で剪定したい!」

そのようにお考えではありませんか?

剪定はコツさえつかめば初心者の方でも可能です。家より高いような庭木の剪定は初心者には難しいですが、低い木の剪定なら問題ありません。

この記事では、初めての剪定を失敗しないために知っておきたいコツをご紹介していきます。

剪定の4つのコツ
  • 木の種類ごとの適期に剪定する
  • 剪定するべき枝を見極める
  • 枝の太さに合った剪定道具を使う
  • 樹形を崩さず、木を傷めない切り方をする

この記事を読めば、最低限覚えておきたい剪定のコツがわかります。一度コツを覚え、剪定道具をそろえれば、業者に頼らず定期的に自分で剪定できるようになります。自慢のお庭の美観を保つためにも、ぜひ参考にしてください!

1.庭木の種類に応じた時期に剪定する

剪定は木にストレスを与える作業ですが、正しい時期に剪定すれば庭木に与えるストレスを最小限に抑えられます。逆に間違った時期に剪定すれば、最悪の場合枯れてしまうおそれがあるのです。

木の種類は大きく落葉広葉樹・落葉針葉樹・常緑広葉樹・常緑針葉樹の4種類に分けられます。それぞれの木によって剪定時期は異なりますが、すべて覚えるのは大変なので、まずは大まかな分類から覚えましょう。

日本固有の落葉針葉樹はカラマツのみなので、残る3種類の剪定時期をまとめました。適期なら太い枝を切る大がかりな剪定(強剪定)も可能です。

  • 落葉広葉樹:冬に剪定
  • 常緑樹:初夏に剪定
  • 針葉樹:春に剪定

◎:強剪定に適した時期 〇:弱剪定なら可能な時期 ×:剪定を避ける時期

木の種類 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
落葉広葉樹 ×
常緑広葉樹 × × × ×
常緑針葉樹 × × × ×

注意点として、新芽が勢いよく伸びる5月ごろは樹液が流れやすいため、木に大きなストレスがかかってしまいます。この時期の剪定はなるべく控えましょう。

剪定時期の詳細については【剪定時期一覧表】庭木を枯らさず健康に保つ正しい手入れのタイミングをご覧ください。

2.剪定するべき枝「忌み枝」を見極める

剪定する枝は何でもいいわけではありません。樹形を乱す忌み枝(不要枝)を優先的に切りましょう。忌み枝を切れば庭木が自然な樹形になるだけでなく、庭木に風や日光が通りやすくなって病害虫の予防にも役立ちます。

忌み枝には多くの種類があるので、その名前と特徴をまとめました。

名前 特徴
逆さ枝 本来伸びる方向とは逆に伸びる枝
立ち枝 横ではなく上に伸びる枝
下り枝 下に伸びる枝
絡み枝 他の枝に絡みつく枝
徒長枝 勢いよく上に伸びる枝
車枝 一カ所から何本も伸びる枝
交差枝 他の枝と交差する枝
腹切枝 幹と交差する太い枝
ふところ枝 幹に近い場所で伸びる枝
ひこばえ 幹の根元から生える枝
並行枝 他の枝と平行に伸びる枝
胴吹き枝 幹から上に伸びる枝
透かし剪定で間引く枝

忌み枝は一度にすべて剪定する必要はありません。忌み枝といえど剪定すればストレスになるからです。全体のバランスを見ながら、樹形を乱している枝を優先的に切りましょう。

忌み枝の詳細な特徴については「忌み枝はコレを切る!図解でわかりやすいきれいな樹形を作る剪定の進め方」をご覧ください。

3.枝の太さに合わせて剪定道具を選ぶ

切るべき枝を見極めたら、その枝の太さに合わせて剪定道具を用意しましょう。

「枝の太さがよくわからない」という場合は1円玉を使って測りましょう。1円玉の直径は2cmなので、枝の太さの目安になるからです。

枝の太さごとに適した剪定道具
  • 太さ1cm以下の枝:植木バサミ
  • 太さ2cm以下の枝:剪定バサミ
  • 太さ2cm以上の枝:剪定ノコギリ

ここからは3つの道具の特徴と、おすすめの商品をご紹介していきます。

太さ1cm以下の枝には「植木バサミ」

植木バサミは細い枝をきれいに剪定するときに使う道具で、もっとも基本的な剪定道具ともいえます。刃先が細いので細かい作業に向いています

使い方のポイント
  • 太さ5mm以下の枝:刃の先のほうで切る。
  • 太さ5mm以上の枝:刃の元のほうではさみ、手前に回すように切る。
  • 枝に対して斜めに切ると、垂直に切るより枝の繊維に沿って楽に切れる。

おすすめの植木バサミ「岡恒 植木ハサミ A型 No.201-SN」

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価格 3,980円(2021年11月11日時点)
重量 250g
刃の長さ 55mm 55mm

岡恒(おかつね)は刃物にこだわりを持つメーカーです。安い植木バサミは2,000円ほどで購入できますが、安い植木バサミはすぐに刃こぼれすることがあるため、長期的にはこちらのほうがコストパフォーマンスに優れます

太さ2cm以下の枝には「剪定バサミ」

剪定バサミは植木バサミよりも太い枝の剪定に使います。

剪定バサミの刃は枝を固定するための受け刃と、固定した枝を押し切る切り刃に分かれます。剪定する際は、空いている手で枝を受け刃に軽く押さえながら切ります。

おすすめの剪定バサミ「岡恒 剪定ばさみ」

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価格 2,790円(2021年11月11日時点)
重量 180g
刃の長さ 55mm 180mm

こちらも岡恒の剪定バサミです。全長180・202・210mmの3種類から選べるので、自分の手の大きさに合わせて購入できます。

太さ2cm以上の枝には「剪定ノコギリ」

剪定バサミで切れないほど太い枝も、剪定ノコギリなら楽に切り落とせます。ノコギリというと四角い両刃のイメージが強いかもしれませんが、柄が緩やかにカーブした片刃のノコギリは剪定に向いています。

剪定する際は、ノコギリを引く際にまっすぐ力をこめましょう。ノコギリは引く際に切れるからです。

おすすめの剪定ノコギリ「一番【刃長:180mm】」

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刃長 180mm

「日本刀のような切れ味のプロ用剪定ノコギリを作りたい」という想いから作られた商品です。切れ味に優れるだけでなく、独特の握りやすい形状で使いやすさも考えられています。

刃の長さは最大で400mmまでラインナップがあるので、太い枝の剪定や細い木の伐採には大きめのノコギリが役立ちます。

最低限必要な剪定道具を3種類紹介しましたが、これら以外の道具もそろえることでさらに効率よく剪定できます。おすすめの剪定道具の詳細は「自分に必要な剪定道具がすぐわかる!剪定道具の種類とそれぞれの使い方」をご覧ください。

参考サイト
一般社団法人 日本造園組合連合会(最終閲覧日:2021年11月12日)

切る枝を見極めて剪定道具もそろえたら、いよいよ剪定の開始です!

4.正しい位置で枝を切る

枝はどこを切ってもいいわけではありません。正しい位置で切らないと樹形が乱れたり、腐朽菌(木を腐らせる菌)が侵入したりして木が枯れる原因になってしまいます。

剪定のコツとして、以下の3つのコツを必ず覚えておきましょう。

枝を切る位置のポイント
  • 枝のつけ根で切る
  • 枝の分岐点で切る
  • 外芽の先で切る

枝のつけ根で切る

枝のつけ根で切ると切り口を早くふさぐことができます。

切り口は木にとって傷口のようなもの。切り口は道管や篩管(水や養分を運ぶ管)がむき出しになっているので、早くふさがないと腐朽菌が侵入して枯れてしまいます。一度入った腐朽菌は取り除けないので、侵入を防止するのが一番です。

以下のように正しい位置(B)で切るとカルスと呼ばれるかさぶたのようなものが形成され、切り口がふさがります。

ブランチカラー

カルス

重要なのは、つけ根でふくらんでいるブランチカラーを残すことです。ブランチカラーは幹の一部で、その中にある防御層が切り口をふさぎます。しかしブランチカラーを切ると防御層も傷つき、腐朽菌が侵入しやすくなってしまうのです。
この画像のBの位置を目安に枝を切りましょう。

枝の分岐点で切る

枝をつけ根から切らない場合、枝と枝の分岐点で切ります。こちらも切り口を早くふさぐためで、分岐点から離れた場所で切ると枝先が枯れやすくなってしまいます。

分岐点では上の枝を切るのが基本です。下の枝を残すことでゆっくり横に伸びるのできれいな樹形を保ちやすいからです。上の枝を残すと真上に勢いよく伸び、忌み枝になって樹形を崩してしまいます。

枝の分岐点での剪定

外芽の先で切る

枝につくわき芽には内芽と外芽があり、剪定する際は外芽の先5mmほどで切ります。外芽を残すことで枝が外側に伸びるので、分岐点の剪定と同じように樹形を保ちやすいからです。

外芽の上で切る


剪定する位置がわかったら、実際に刃を入れていきましょう。ただし、剪定ノコギリを使うような太い枝の剪定は要注意!

5. 太い枝は幹が裂けないように切る

太い枝をノコギリで上から切ると、枝の重みで幹が裂け、切り口が粗くなって切り口の修復が遅くなってしまいます。

それを防ぐために、太い枝は以下の順序で剪定しましょう。

  1. 切る位置の少し先で、下側から半分ほど切り込みを入れる。
  2. 切り込みの1~2cm先に上側から切り込みを入れる。
  3. 2つの切込みの部分で枝を折る。
  4. ブランチカラーを残して残りを切り落とす。

太い枝の切り方

太い枝の剪定後は癒合剤を塗って切り口を守る

太い枝の切り口がふさがるまでに1~2年かかるので、その間切り口を守るために癒合剤を使うのがおすすめです。癒合剤は人間にとっての傷薬のようなもので、剪定後の木を守るために準備しておきたい薬剤です。

癒合剤の効果
  • 切り口をふさぐことで腐朽菌や雨水の侵入を防ぎ、水分や養分の流出も防ぐ
  • 殺菌効果で雑菌の侵入を防ぐ
  • カルスの形成を促す

目安として、500円玉より大きな切り口にはまんべんなく塗ります。一般的な癒合剤の効果は3カ月~半年なので、時間が経ったら上塗りしましょう。

トップジンMペースト
楽天で購入する

癒合剤は簡単に購入できますが、切り口の保護ができれば別の方法で代用することもできます。手元に癒合剤がないときは試してもいいですが、一番は専用の癒合剤を使うことです。まずは少量の商品からお試しください。

癒合剤の代用
  • 木工用接着剤を塗る
  • 缶やアルミホイルをかぶせて固定する

おすすめの癒合剤や使い方の詳細については「「癒合剤」は塗るだけ!カンタンに扱える&植物の健康をしっかり守るおすすめの癒合剤をご紹介」をご覧ください。


ここまで一通りの剪定のコツをご紹介してきました。これらを意識して剪定すれば、初心者の方でもきれいな樹形を枯らさずに保つことができるはずです!

最後に、剪定する際の注意点を確認しておきましょう。

剪定する際の注意点

ここでご紹介する注意点を守らないと、正しい剪定でも庭木が枯れたり見栄えが悪くなったりするおそれがあります。

剪定をお考えの方は、庭木を長く楽しみたいはず。枯らしてしまわないように、最低でも以下のことに注意しましょう。

  • 弱った木は剪定しない
  • 一度に強すぎる剪定をしない

弱った木は剪定しない

枯れ木

弱った木を剪定すると、枝が伸びず葉の量も減り、光合成で得られる養分も減ることで木が枯れてしまうことがあります。剪定をする前に庭木が弱っていないか確認しましょう。

弱った木のサイン
  • 樹形が偏っている
  • 小枝や葉が少ない
  • 葉が小さい
  • 木の上のほうの枝が枯れている
  • 樹皮がはがれたり荒れたりしている
  • ひこばえや胴吹き枝が出ている
  • 幹や太い枝に空洞ができている
参考サイト
作庭工房(最終閲覧日:2021年11月12日)

これらの症状が見られたら剪定は控え、まずは庭木の状態の改善から始めましょう。当サイト【お庭110番】では庭木の消毒や施肥なども受け付けていますので、ぜひ一度ご相談ください。

一度に強すぎる剪定をしない

一度に何本も太い枝を剪定するのはやめましょう。このような強すぎる剪定をすると木に強いストレスを与えるだけでなく、大量の徒長枝が伸びてしまうおそれがあります。これを「木が暴れる」と呼び、樹形を整えるはずが、逆に崩れる原因になってしまいます。

徒長枝が伸びてしまう原因
  • 根から吸収された養分が残った芽に集中してしまう
  • 植物ホルモンのバランスが崩れ、わき芽の生長が促されてしまう

「大きくなりすぎた庭木を小さくしたい」というときは、何年もかけて少しずつ剪定しましょう。以下の手順を繰り返すことで少しずつ小さくすることができます。

時間をかけて小さくする手順
  1. 1年目:樹形を大きくしている枝を剪定する
  2. 1年目:切り口付近のわき芽から新しい枝が伸び始める
  3. 2年目:新しい枝を残しつつ大きい枝を切る

このように少しずつ大きい枝から新しい枝に切り替えることで徐々に小さくすることができます。


ここまで自分で剪定するコツをご紹介してきましたが、剪定は業者に依頼することもできます。「業者はお金がかかるから……」と敬遠されるかもしれませんが、自分でやりたい方も一度は依頼することをおすすめします。

最初の剪定はプロに依頼するのがおすすめ

「自分の庭木は自分で剪定したい!」という方も、最初の剪定はプロに依頼するのがおすすめです。なぜならプロに会い、間近でその手法を見られるからです。

最初はプロに依頼すべき理由
  • 対象の庭木の剪定方法について相談できる
  • 目の前でプロの手法を参考にできる
  • きれいに仕上げてもらうことで完成図をイメージしやすくなる

「実際に見てみたが、やはり自分でやるのは難しそうだ」と感じたら、その後も毎年剪定してもらうのがおすすめです。特に大木の剪定は危険を伴うので、なるべく業者に依頼しましょう。

お近くの業者探しはお庭110番にお任せください

「具体的にどこの業者に依頼すべきか?」と迷った際は、当サイトお庭110番にご相談ください。

お庭110番には全国の剪定業者が多数加盟しているので、ご相談内容や地域に応じて最適な業者に取り次ぎます。そのため、お近くの業者をお探しの際に役立ちます

調査・見積りは無料(※)なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。

剪定する前に気になるポイントまとめ

実際に剪定する前に気になるポイントをご紹介します。それぞれの疑問に対して、弊社に加盟するお庭のプロ3社から回答をいただきました!

初心者が安全に剪定できる庭木の高さは?

「初心者でも安全に作業できる木の高さは何mまででしょうか?」と尋ねた結果、その高さは2~3mとなりました。

加盟店3社の回答
  • 2.5m以内。一般家庭では2.1m以内の規格の脚立が主流のため。
  • 2m
  • 3m

3mは1階の屋根の高さが目安です。これ以上高い木の剪定は業者に任せましょう。

初心者が剪定するのは難しい種類の木は?

「初心者が剪定するのは難しい種類の木はあるでしょうか?」と尋ねた結果、それぞれ異なる回答が得られました。

剪定が難しい種類の木 その理由
松、サクラ、ナツツバキ、他多数、果樹全般 時期・手法により枯れやすい、実が成らなくなる。
切りづらい
特になし なし

該当する木の剪定をする際は、その大きさにかかわらず先に業者に相談しましょう。

参考文献
  • 剪定「コツ」の科学(著者:上条祐一郎 発行所:株式会社講談社)
  • 庭木の剪定コツのコツ(監修:富澤彰夫・新井孝次朗 発行所:株式会社小学館)
剪定・伐採・草刈りなどお庭のことならお庭110番へ
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