ツツジの花を多く咲かせたいときは剪定の時期を間違えないことが大切になります。剪定の時期を間違い、花芽のつけ始め以降に剪定してしまうと、誤って開花前の花芽を切ってしまうおそれがあるからです。
ほかにも、剪定を適切におこなうことも欠かせない要素になるのであわせて理解を深めておきましょう。当記事ではツツジの剪定に最適な時期を解説しています。さらにはツツジを増やす方法や害虫対策も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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育てやすいといわれ、道端で見かけることの多いツツジですが、花が咲かなくなることがあります。それはなぜでしょうか?
ツツジが咲かなくなるのには、肥料をあげすぎたり、枝を切りすぎていたりといった、お手入れの仕方が関係していることが少なくありません。美しく咲くツツジを楽しむために、咲かない原因やお手入れとして欠かせない剪定のタイミング、剪定方法を確認しましょう。
剪定のまえに!知っておくべきこと
ツツジとサツキは木の形も似ておりどちらも春に開花を迎えます。見分けることがむずかしいとされているツツジとサツキですが、厄介なことに剪定の時期に少し違いがあります。
そのため、剪定の時期を間違えてしまえば、「予想よりも花を咲かせることができなかった……」なんてことにもなりかねませんので注意してください。
ツツジとサツキの剪定時期は違う
ツツジとサツキは開花時期に違いがあるため、剪定の時期も違ってきます。ツツジの開花の時期は4月から始まり5月初旬ごろまで続きます。
一方、サツキはツツジの花が咲き終わるころから始まりますので、5月初旬以降になって花が盛り始めるのが特徴的です。サツキと同じだろうと思って同じタイミングで剪定をすると、ツツジだけ開花しないということにもなりかねませんので注意しましょう。
ツツジの剪定時期と方法
ツツジを健康に育てることやできるだけ多くの花を咲かせるには、最適な時期に適切な方法で剪定する必要があります。ここでは、ツツジの剪定時期と剪定の方法に焦点を合わせて解説していきます。
ツツジの剪定時期は5月と6月
ツツジの剪定は花が終わった数週間後、つまり5月から6月の間におこなうのが理想とされます。それは、ツツジが4月~5月にかけてピンクや紫の花を咲かせ、花が終わり6月~7月になると花芽をつけ始めるからです。
6月以降に枝を切ってしまうと、せっかく開花を待っている花芽を切り落としてしまうおそれもあります。短い期間ではありますが、5月・6月に剪定するようにしましょう。
ツツジの剪定方法
ツツジ剪定のコツは、一回り小さくするように切り込んでいくことです。太めの枝を、小枝の手前で切り戻しします。
枝を短くしていくようなイメージ作業するとよいでしょう。ある程度切り戻しができたら、全体が丸くなるように刈り込んで樹形を整えます。剪定するときは、枝を切りすぎないことに注意してください。また、花芽の位置に気を配りながら、どのように花が咲くのかを想像しながら形状を整えるのもポイントです。
剪定のしすぎには注意しよう
育成しやすい庭木として愛されるツツジですが、剪定のしすぎには注意が必要です。大きくなったツツジを小さくしたいあまり、極端な剪定をおこなってしまうと翌年の花が咲きにくくなってしまいます。
そのため、大胆に剪定をおこなうわけではなく、2年~3年程度ゆっくり時間をかけて小さくするのがおすすめです。
もしも、「花が咲かない原因が自分ではわからない」、「初めての剪定は不安だ」、「ツツジの剪定時期は忙しくて手が空かない……」といったときは業者へ相談してみるのもひとつの方法です。「最適な剪定時期を過ぎてしまっているけれど花芽を残して樹形を整えたい……」こんなときでも、腕のある剪定業者に相談すればお悩みを解決してくれるかもしれませんよ。
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ツツジのお手入れ方法
古くから庭木として愛されているツツジは、花がいくつも並ぶように咲くこと、花が筒のような形状をしていることから「ツツジ」という名がつけられたといわれています。そんなツツジは、時代とともにさまざまな種類が生まれており、落葉性のツツジと常緑性のツツジでは性質も多少異なっています。
しかし、育て方やお手入れの仕方はどれもあまり違いはありません。ここでは、ツツジの植え方や病気予防法など、健康的なツツジを育てる方法をご紹介します。
ツツジは挿し木で増やすことも可能!
ツツジの植え方
ツツジは春または秋に植えるのがよいとされています。大きな植木鉢とツツジの苗を用意し、水はけがよく柔らかい土を入れます。(ツツジ専用の土がおすすめです。)土から10㎝ほど枝が出るように、浅めに苗を植えます。植えたあとは水をたっぷりあげましょう。
水・肥料のやり方
ツツジは水分が大好きで、反対に乾燥が苦手です。お庭に植えている場合はそれほど水やりに気を遣う必要はありませんが、土が乾いているようであれば、朝夕に1回ずつ水をあげるのが適量です。
もともと養分がない場所でもたくましく育つ庭木なので、養分はそれほど気にしなくても大丈夫です。逆に与えすぎると花が咲かない要因になるので注意しましょう。肥料を与える場合は、花が枯れたあとや秋・冬に緩効性の化成肥料を離れた場所に撒きます。
挿し木による増やし方
挿し木によって植木を増やすことも可能です。7月ごろに花芽がついた新しい枝を10センチ分切り、先の方に生えている葉だけを数枚残して水につけておきます。
数時間経ったのち、水はけのよい土を入れた植木鉢に挿します。毎日水を与え、風がよく通る場所で次の春になるまで育てていきましょう。
病害虫には気をつけよう
かかりやすい病気
褐斑(かっぱん)病やうどん粉病、炭疽(たんそ)病 、もち病などがツツジを脅かす病気の代表格です。これらの病気には、塩基性硫酸銅またはチオファネートメチルと呼ばれる成分が入った薬剤を使うと病原菌を効率よく撃退してくれます。
被害を与えやすい害虫
とげを持つケムシやイラガ、葉を白っぽくするツツジグンバイなど、あらゆる害虫が葉や枝を蝕みます。手軽に手に入れられる園芸用の薬剤から、スプレータイプや液状、固形のものなど、さまざまな農薬が有効ですので、害虫の被害を見つけ次第すぐに対処しましょう。
花を咲かせるための4つのポイント
ツツジが咲かなくなる要因には、次のようなことがあげられます。
- 日光不足
- 過度な肥料
- 剪定のしすぎ
- 剪定の時期を間違えている
日光浴を愛するツツジは、日当たりが悪い場所では花を咲かせてくれません。それほど栄養を必要としない植物なので、栄養を与えて花をたくさん咲かせようと肥料をあげすぎるのも見当違いになります。また、樹形を整えようとするあまり、枝を切りすぎて花芽をなくしてしまう方もいます。そして、一番多いのが剪定時期の間違いです。せっかく開花の準備をしているのに、それを知らずに剪定してしまう方が多いのです。
業者を利用してお庭を華やかに!
苗から育ち、大きくなれば挿し木で増やすことも容易なため、ツツジは育てるのは簡単に見えますが、じつはその過程には、いろいろと注意すべき点があります。
水を好む性質なので水をたくさん与えることは大切ですが、肥料はそれほど必要ないので与えすぎはよくありません。また、病気や害虫に脅かされたときには適切な対処が必要です。
「育て方がわからない」「合っているか不安だ」というときには、業者に相談してみるとよいでしょう。万が一病気にかかってしまったときにも、すぐに業者に対応してもらえば元気なツツジを取り戻せる可能性が高まります。
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業者依頼で失敗しないために
自分でツツジ剪定をするのは不安…というときに頼るべきは、やはり剪定業者でしょう。とはいえ、料金がかかるという理由から依頼をためらってしまう方や業者の信頼性を疑って依頼したくないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ツツジ剪定を安心して業者にまかせるには、料金をあらかじめ予測することと、信頼度の高い業者を選ぶことが大切です。料金の決められ方と業者の選び方を見ていきましょう。
剪定でかかる費用の計算方法は大きく2パターン
ツツジ剪定の費用は業者によって違います。そこで、多くの業者が取り入れている2つの料金設定をご紹介します。
・対応する職人さんに対する料金
ひとつめは、職人さん1人にかかる料金で決められているパターンです。この場合、剪定を終わらせるのに必要な時間や人数が多いほど費用が高くなります。6社平均で算出したところ、職人さん1人あたり22,583円程度となるようです。
・ツツジに対する料金
ツツジ自体を料金の基準にしているパターンでは、高さや本数はもちろんのこと、生垣の場合は横幅や長さで料金が変化します。
低木 | 中木 | 高木 |
2,988円 | 6,860円 | 15,624円 |
生垣剪定:1メートル(幅) | 植え込み |
2,166円 | 900円 |
※掲載金額は剪定を請け負っている業者9社のホームページなどに記載されている料金の平均値を算出したものです。(2020年10月時点)
また、消毒や木の枝の処分などのオプションをつけたり、ツツジの切り方を変えたりすることによっても料金が変動するので注意しておきましょう。 そのため、依頼を決めてしまう前に見積もりをとって、料金を比較しておくことをおすすめします。
剪定業者はどう選ぶべき?
剪定費用の安さだけが業者選びの基準ではありません。料金設定の適切さと実績の多さにも注目して、業者の信頼度を計ることが重要です。
料金設定の適切さ
料金設定が一律で決められており、しっかりとした見積りを出してくれるような業者は信頼性が高いです。不明瞭な点は電話などで質問して明確にしておくことも大切です。
実績の多さ
実績が多いというのは、つまり経験と知識が豊富であるということです。ツツジの剪定を何度もおこなってきた業者なら、あなたのお庭のツツジも花咲くように丁寧に剪定してくれるでしょう。
この剪定費用は妥当?そんなときは見積りを
費用を調べてもその費用が妥当かわからない、目安の費用しか知りえない…そう思っている方もいらっしゃるかもしれません。そんな方にぜひおこなってほしいのが、見積りです。
業者に見積りを出してもらうことで、費用を明確にすることができ、作業ごとにかかる料金が目に見えてわかるようになります。さらに、相見積りをすれば複数の業者の費用の差が簡単にわかります。
弊社では、無料で見積りをご依頼していただけます。さらに、見積りで提示された料金から増額することもありません。初めて業者を利用するという方も安心してご依頼いただけます。ツツジの剪定は、業者におまかせしてみてはいかがですか?