「自分で剪定したいけど、どの道具が必要かわからない」
「たくさんある剪定道具のなかから、どれを買うべきなのかがわからない」
このようにお悩みではありませんか?
自分で剪定する際は、必要な道具をすべて揃えてからおこなうべきです。
紙を切る一般的なハサミは、剪定に向きません。
無理に使用すると刃こぼれを起こし、ハサミとして使えなくなることも。
また、屋外掃除に向いていないホウキでは、落ちた枝をうまく集めることができません。
これらのことから、自分で剪定するときは剪定用の道具を事前にそろえなければいけません。
ここでは、枝の太さに応じて必要になる剪定道具をご紹介いたします!
「どれを買うべきなの?」と悩むことはもうありません。
掃除道具もあわせてご紹介いたしますので、当記事にてご紹介する道具を用意すれば、すぐに剪定に取りかかれます。
枝を切る剪定道具5種
枝を切る道具には、おもに5つの種類があります。
- 植木バサミ
- 剪定バサミ
- ノコギリ
- 刈り込みバサミ
- 高枝切りバサミ
上記5つの道具が、すべて必要となるわけではありません。
切りたい枝の太さによっては、植木バサミのみで十分であることも。
まずは、それぞれの道具の特徴・役割・使い方・おすすめ商品をご紹介いたします!
ご自宅の庭木・生垣の枝の太さや、剪定する高さと見比べながらご覧ください。
植木バサミ:直径1cm以下の枝を切る
刃先が細く、こまかな作業に適している剪定用のハサミです。
植木バサミは一般的なハサミとほとんど同じ形をしています。
植木バサミは直径1cm以下の枝の剪定に適しています。
「伸びた枝先だけ切りたい」という人なら、このハサミ1つでも剪定ができます。
1円玉の直径が約2cmであるため、その半分ほどの太さの枝を切りたいときは植木バサミをご用意ください。
おすすめの植木バサミ
商品名 | 【日本製・岡恒】植木バサミA型 |
価格 | 3,982円~(税込) ※2021年11月9日時点 |
岡恒(オカツネ)のハサミは、楽天でもっとも購入されている剪定道具です。
2020年9月には「剪定道具ランキング」で1位を獲得しています。
「岡恒」はハサミに強いこだわりを持つプロの職人にも愛されているメーカーで、切れ味の評判が高いです。
1万円を超えるような植木バサミも多いなか、こちらの商品は約4千円で購入できます。
安いハサミはすぐに刃こぼれを起こしてしまいますので、3千~5千円くらいのハサミがおすすめです。
剪定は定期的におこなうものです。
せっかく剪定道具を購入するのなら、5年は使えるものを選ぶほうがコストパフォーマンスに優れています。
直径1cm以上の太さのある枝も切りたいときは、次のハサミが適しています。
剪定バサミ:直径2cm以下の枝を切る
剪定バサミは植木バサミよりも少し太めの枝(直径2cm)を切れます。
剪定バサミは片刃で、一般的なハサミよりも刃の部分が小さく、持ち手部分は大きいのが特徴です。
植木バサミで太い枝を切ろうとすると、道具の劣化を早める原因となりますので、直径が1~2cmある枝を剪定したいときは剪定バサミを使いましょう。
おすすめの剪定バサミ
商品名 | 【岡恒】剪定バサミ |
価格 | 2,675円~(税込) ※2021年11月9日時点 |
剪定バサミは植木バサミよりも安いものが多く、2千円台のものでも十分剪定可能です。
剪定バサミのグリップの間にはスプリングがあり、このスプリングが小さな力で手に負担なく剪定をするのに役立っています。
剪定バサミでは、植木バサミよりも太い枝(直径1~2cm)を切ることができます。
直径1cm以下の枝の剪定もできますが、植木バサミの方が切り口がキレイで、こまかな作業に向いているため、細い枝の剪定には植木バサミがおすすめです。
直径2cm以上の太さがある枝も切りたいときは、次の道具も用意しましょう。
ノコギリ:直径2cm以上の枝を切る
直径2cm以上の太さがある枝を切り落としたいときはノコギリを使用します。
ノコギリと聞くと、刃先が四角く、両方にギザギザの刃がついているものを想像するかもしれません。
そういったノコギリだと刃体の幅が広いため、こまかな作業がやりにくいです。
そこで、当記事では以下の形のノコギリをおすすめします。
おすすめのノコギリ
商品名 | 【一番】剪定用ノコギリ |
価格 | 2,935円~(税込) ※2021年11月9日時点 |
一番のノコギリの刃には特許技術が採用されており、その切れ味は高い評価を得ています。
グリップが握りやすい形になっており、女性でも簡単に扱えるノコギリです。
一番では18~40cmまでの刃長を用意していますので、切りたい枝の太さにあった刃長を選んでくださいね。
枝の剪定を目的とするなら、刃長180cmのノコギリで十分です。
レビューにも「飲料水の缶ほどの太さの枝なら、刃長180cmで問題なく切れる」とあります。
なお、剪定用のノコギリを選ぶ際は、「金属切断用」と書いてあるものを選ばないようにしてください。
金属切断用のノコギリは木製のものを切るのには向いていないので、すぐに目詰まりを起こしてしまいます。
木材の切断に向いている剪定用のノコギリを購入しましょう。
ここまでは、枝を1本ずつ切る剪定道具をご紹介しました。
次は枝を一気に剪定する道具をご紹介いたします。
刈り込みバサミ:全体的に形を整える
刈り込みバサミは広範囲の枝を一気に剪定できるため、生垣の刈り込みや玉散らし(葉を丸く仕立てること)のように全体的な形を整える作業に適しています。
刈り込みバサミは、植木バサミ・剪定バサミよりも大きいハサミです。
使用するときは両手で扱います。
おすすめの刈り込みバサミ
商品名 | 【伸縮式】刈り込みバサミ |
価格 | 3,025円~(税込) ※2023年2月21日時点 |
重さ | 約810g |
特徴 |
|
刈り込みバサミはその大きさから、植木バサミ・剪定バサミよりも全体的に価格が高いものが多いです。
しかし上記の刈り込みバサミは比較的価格が安く、そのうえ伸縮式であるため高いところにある枝も剪定できます。
「もっと高い位置にある枝を切りたい」ときには、次にご紹介する道具が最適です。
高枝切りバサミ:高い位置にある枝を切る
高枝切りバサミは、その名のとおり高いところにある枝を切るハサミです。
伸縮幅は商品によって異なりますが、4mの高さにある枝も切れます。
刃の形は剪定バサミと似ており、枝を挟んでグリップを握ると切り落とすことができます。
おすすめの高枝切りバサミ
商品名 | 【3段階伸縮機能付き】高枝切りバサミ |
価格 | 5,980円~(税込) ※2021年11月9日時点 |
重さ | 約850g |
特徴 |
|
こちらの商品は最大2mまで伸びるにもかかわらず、先ほどご紹介した刈り込みバサミと重さが40gしか差がありません。
その軽量さから「女性でも扱いやすい」というレビューもあります。
これだけ伸びるハサミがあれば、脚立は必要ないかもしれませんね。
さらに、この商品には専用のノコギリも付属しています!
ネジひとつで先に取り付けることができるので、高い位置にある直径1cm以上の枝の剪定にも、これひとつで対応できます。
ここまでは、枝を切る道具の種類や商品について解説いたしました。
次は、剪定道具の手入れ方法をご紹介いたします。
ハサミを長く使うには手入れは欠かせません。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
ハサミは使ったらすぐ手入れをしよう
ハサミは刃が命です。
剪定に使用したあとは、刃が傷まないように手入れをおこなってください。
サビを防ぎ、切れ味を保つことができます。
手順1.ハサミに付いた砂や汚れを落とす
まずは歯ブラシ等を使い、ハサミに付いた汚れを水で洗い流します。
水洗いで汚れが落ちないときは刃物クリーナーを使ってください。
商品名 | 刃物クリーナー |
価格 | 1,117円~(税込) ※2021年11月9日時点 |
刃物クリーナーはしつこい汚れを落とすのに適しており、コンロまわり・換気扇などの掃除にも活用できます。
そのため、あまり剪定をしない方が購入しても無駄になりにくいです。
手順2. 刃に「刃物用」の椿油を塗る
ハサミがきれいになったら水滴をふき取り、刃に刃物用の椿油(保存用油・サビ止め)を塗ります。
商品名 | 刃物お手入れ用・椿油 |
価格 | 503円~(税込) ※2021年11月9日時点 |
ハサミの切れ味を保つために、手入れはしっかりとおこないましょう。
次は、剪定時に使用する刃物以外の剪定道具についてご紹介します。
安全に剪定するための道具2種
安全に剪定するために軍手と脚立も用意しましょう。
軍手は植物に触れた際の手荒れを防止するだけでなく、ハサミやノコギリの刃が当たった際のケガ防止に役立ちます。
刈り込みバサミなど、日常的に使わない道具を使用するため、ケガをしないよう軍手をつけて作業しましょう。
そして、高い枝の剪定には脚立をご用意ください。
特に刃物を持った状態で転倒するのはたいへん危険ですが、脚立があれば高いところもバランスを保って作業できます。
軍手は滑り止め付きがおすすめ
剪定時に使う軍手を購入するときは、滑り止めがついているものを選んでください。
滑り止めがついている軍手ならしっかりとハサミやノコギリを握れるため安全に剪定できます。
滑り止めがついている軍手であれば、百円ショップで販売されているものでも問題ありません。
脚立は四脚でしっかり立つものならOK
自分の目線よりも高い箇所にある枝や手が届かない範囲の枝を切るときには、脚立を使用しましょう。
脚立は四脚でしっかりと支えられるものであればOKです。
剪定する生垣・庭木の高さにあった脚立を選んでください。
次は、屋外の掃除道具をご紹介いたします。
ハサミから掃除道具までそろえられたら、あとは剪定するのみです。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
剪定後の掃除道具2種
剪定した葉・枝を掃除する際のおすすめ道具は竹ボウキと箕(み)です。
室内掃除に使用するホウキやチリトリは、枝や葉を集める屋外の掃除には不向きです。
また、室内用として使っているホウキを外で使用すると土などの汚れが付き、再度室内用として使うことができなくなることも。
屋外用の掃除道具がないときは新しく購入することをおすすめします。
竹ボウキ
枝や葉を集める際は、一般的なホウキではなく竹ボウキを使いましょう。
竹ボウキは一般的なホウキよりも固く、屋外の掃除に適しています。
価格はホウキの大きさによって異なりますが、安いものだとホームセンターにて300~800円ほどで購入可能です。
箕(み)
箕(み)は、ソリのような形をしている大きなチリトリです。
たくさんの枝や葉をいっぺんに運んだり、ゴミ袋に入れることができます。
一般的なチリトリだと少しずつしか運べないため、なんどもゴミを集めては袋に入れる作業をおこなわなくてはなりません。
たくさんの枝を剪定するときは、箕を使って作業の手間を少なくしましょう。
箕もホームセンターにて500~1,500円ほどで購入できます。
安いもので問題ありませんが、大きすぎると使いにくいこともあるため、購入するときはサイズに注目して選びましょう。
剪定する枝や葉の量によって異なりますが、数本の木の剪定なら幅40~50cmほどの箕でも十分ゴミを集められるでしょう。
楽に掃除をするコツ
剪定する前に葉が落ちる場所にあらかじめ新聞紙を敷いておくと、さらに掃除が楽になりますよ。
剪定が終わったら葉や枝がのった新聞紙を丸めてゴミ袋に入れるだけで後処理が終わります。
剪定した枝・葉の処分方法
基本的に枝や葉は、燃えるゴミの日に出すことができます。
ただし、地域によってゴミ出しのルールが多少異なりますので注意が必要です。
たとえば東京都中央区では、10kgを越えるゴミをひとつの袋に入れて集積所に出すことが許可されていません。
剪定した枝の詳しい処分方法については、こちらの記事をご覧ください。
ここまでは、剪定を自分でおこなうときに使う道具をご紹介いたしました。
ハサミは刃がとても重要であるため、使ったあとは手入れが必要です。
剪定が終わったら落ちた枝を掃除する手間もあります。
そのため今までの内容から、「剪定道具が高い」「自分で道具の手入れや剪定をする自信がない」と思った方もいるでしょう。
そこで、次の章では剪定業者についてご紹介いたします。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。※2 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。
背の高い木・剪定が難しい木はプロに依頼する
掃除道具や剪定から掃除までを自分でやる手間から「業者に頼んだほうがいい」と感じたときは、プロの力に頼りましょう。
剪定に使う道具は主に5種類ありましたね。
剪定したい枝の太さに幅があるときは、数種類のハサミやノコギリが必要になります。
業者に剪定を依頼すれば、道具を買う手間が必要ないうえに、手入れ・掃除・剪定の負担をゼロにできます。
ちなみに、弊社加盟店による施工事例から算出した、木の高さごとの剪定相場はいかのようになっています。
6千円以上する剪定道具が販売されている点を踏まえると、業者に依頼するという手もアリと思えますよね。
また、道具を買うときは、値段の他にもいろいろなことを考えなくてはなりません。
- 大きな剪定用バサミは収納に場所を取ってしまう
- 年に数回しか使わないものを買いたくない
- 手入れが面倒くさい
上記の悩みに加えて、自分で剪定することに不安や手間を感じた方は剪定業者に相談すべきです。
剪定道具の総額は約2万円
剪定にかかる費用は木の高さや種類によって異なりますが、剪定道具をすべて買い集めたときの金額よりも安い価格で剪定してもらうことができるかもしれません。
では、剪定道具をすべて購入する場合、総額いくらかかるのでしょうか?
上記にてご紹介した5つの剪定道具の総額費用を計算しました。
商品名 | 価格 |
---|---|
植木バサミ | 3,982円 |
剪定バサミ | 2,675円 |
ノコギリ | 2,935円 |
刈り込みバサミ | 3,328円 |
高枝切りバサミ | 5,980円 |
合計 | 18,900円 |
※2021年11月9日時点の楽天市場での価格
5種のハサミの合計金額は18,900円でした。
この料金に加えて、脚立や竹ボウキ、手入れ用の油も買うとなると、総額2万円を超えます。
すべての道具を1から買いそろえる人は少ないかもしれませんが、自身での剪定には「道具を買うコスト」「剪定に使う時間・体力」「道具の手入れの手間」はかならずかかります。
「業者のほうがいいかも」そう感じた方は、道具を買う前に見積りを取ってみましょう。
まずは剪定にかかる費用を見積もってもらう
「自分の庭木・生垣の剪定依頼には、どのくらいの費用がかかるの?」
「見積りはどこで取れるの?」
このように疑問に思ったときは、お庭110番の無料見積りサービス※をご活用ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
納得がいかない価格であったときは、見積りのみ取ってもらい、作業は断ることも可能です。
自分で剪定するときのコストを考慮し、見積り額に納得できたときはぜひ剪定業者にご依頼ください。
- 道具を買うコスト
- 剪定に使う時間・体力
- 道具の手入れ・保管の手間
まとめ
この記事では剪定に必要な道具をご紹介してきました。
最後に、この記事の重要なポイントをまとめました。
- 枝を切る道具は枝の太さや木の種類に応じて決める
- ハサミは使い終わったら手入れをして長持ちさせる
- 剪定を楽にする、ハサミ以外の道具もそろえる
- 剪定の手間が大きい場合は、まず剪定業者に見積を依頼する
この記事ではおすすめの商品をご紹介しましたが、実際に手にしてみないとサイズ感や使い心地はわかりません。
本気で自力剪定をする場合は、ホームセンターなどで実際に道具を手にとってみてください。
まだ迷っているという方は、お気軽にお見積りからお試しください。
お庭110番の相談窓口は24時間365日いつでもお問い合わせを受け付けています。