「芝生が荒れてきたから手入れしないと……」
「季節ごとの手入れ、いつ何をすればいいの?」
気になりつつも、芝生の手入れってついつい先延ばしにしがちですよね。
弱った部分のケアや、はかどらない除草作業でお悩みではありませんか?
芝生は、種類・季節・植えてからの年数などで必要な手入れや方法が異なります。
まずは1年間の作業の流れを知り、効率よく適切なケアを続けていくことで、芝生を楽にキレイに育てることができますよ!
- 水やり、肥料、エアレーションなど基本の手入れ
- 根切り、目土、病害虫対策などトラブル解消方法
もし「何をやっても改善されない」「忙しくて手入れが滞りがち」という時は、早めにプロに助けてもらいましょう。
芝生の荒れが広範囲になるほど手間は倍増しますし、トラブルが深刻化すれば張り替えるしかなくなるケースも……。
「プロに任せてみたい」という方は、お庭110番の無料相談までどうぞ。
LINEやフリーダイヤルで24時間お問合せ可能、見積りキャンセルも無料ですので、どうぞ安心してお試しください。
目次
芝生の手入れ年間作業スケジュール
芝生には暖地型と寒地型があり、それぞれ手入れの時期や方法が全く違います。
まずはご自宅の芝生の種類と年間スケジュールを確認し、正しい方法で芝生を健康に育てていきましょう!
暖地型芝生の年間お手入れスケジュール

西洋芝ではバミューダグラスも暖地型芝生のひとつです。
温暖な気候での育成が適しており猛暑にも耐性のある芝です。冬になると枯れ色になりますが、春にはまた青々と成長します。
暖地型芝生の年間スケジュール
※環境や品種によって差があるため目安としてご参照ください。
寒地型芝生の年間お手入れスケジュール

ブルーグラス類、ベントグラス類、フェスク類などが代表的。
涼しい気候で成長する寒冷地向きの芝で、25度以上と5度以下で成長が止まります。高温多湿に弱く夏枯れのリスクがありますが、0度以下でも枯れず青々とした葉の色を楽しめます。
寒地型芝生の年間スケジュール
※環境や品種によって差があるため目安としてご参照ください。
芝生の年間スケジュールを把握できたら、次章より各お手入れ方法をくわしく見ていきましょう!
簡単!芝生の手入れ方法~基本編~
生き生きとした芝生のグリーンを長く保つには、日頃の手入れと時期ごとのスペシャルケアが必須!
まずは芝生の基本のお手入れ方法をおさえていきましょう。
芝生専用の肥料を使用する
初めて肥料を使用する場合は芝生専用のものがおすすめです。
散布時期は3月から11月の間ですが、与える頻度が芝生の種類や肥料のタイプによって異なるため、購入前によく確認しましょう。
液体タイプは即効性がありますが雨で流れやすいため、芝生には固形タイプがよく使われています。
【有機肥料】
栄養成分が豊富でバランスもよいのが有機肥料です。効果が長く持続するため使用頻度が少なく済みます。即効性はない点と、与えすぎによる栄養過多に注意が必要。
【化成肥料】
即効性が欲しい場合に適しているのが化成肥料で、弱った芝生を素早く回復させる効果があります。長期使用は芝生に負担がかかるため、部分使用や他の肥料との併用が安心。
水やりの頻度は季節や天候に応じて変える
真夏は毎日、春や秋は3日に1度、雨のあとや冬場は不要、というように季節や天候、地域によって水やり頻度の調節が必要ですので、芝生の状態をよく観察してあげてください。
少量をこまめにあげるより一度にたっぷり!が効果的です。
水やりの頻度が多すぎたり大量にあげ過ぎたりすると菌の繁殖につながるため、「水不足になる前に水やりをする」という感覚がよいでしょう。
水やりの時間帯は朝が最適!夜の散水は芝生を多湿にさせ菌が繁殖しやすくなるからです。
芝の範囲が広かったり、時間的余裕がなかったりする場合は、スプリンクラーの設置が効果的ですよ。
芝刈りの時期と作業のポイント
芝がしっかりと根付いたら、定期的に芝刈りをおこないましょう。
適度な芝刈りが光合成と発芽を促し、密度の高い美しい芝生に育ちます。
芝刈りの頻度は芝生の種類と季節によって大きく異なるため、間違うと枯れるおそれがあります。
液体タイプは即効性がありますが雨で流れやすいため、芝生には固形タイプがよく使われています。
【暖地型芝生】
生長期の夏はこまめに芝刈りを。
- 夏:週1回程度
- 春や秋:月1回程度。
【寒地型芝生】
暑さに弱いため夏場は控えめに。
- 夏:月2回程度
- 春や秋:週1回程度。
芝には葉や茎が増える「生長点」があり、この部分を刈ってしまう(軸刈りする)と芝が一気に枯れる原因となるため注意してください。

害虫も発生しやすくなります。
放置して芝が伸びすぎると生長点の位置が上がり、軸刈りのリスクも上がるため、こまめに芝の状態を見て芝刈りをおこないましょう。
暖地型芝生は、メンテナンスの時間がこまめに取れていれば短めに刈り込んでOKですが、あまり時間を取れていなければ長めに残したほうが安全です。
伸び放題の芝生を短くしたい場合は、軸刈りを避けるため一気に刈り込まず、葉先3割ほどを刈ります。これを数日かけて繰り返していきましょう。
寒地型芝生は長めに残して刈るのが基本です。短く低刈りしすぎるとさび病にかかりやすくなります。
「そろそろ芝刈りしたいのに時間がない」「軸刈りしちゃいそうで不安」というときは、サクッとプロに任せてみるのもアリです!ご興味をお持ちの方は、芝刈り550円~(1平方メートル/税込み)のお庭110番までお気軽にお問合せくださいね。
サッチングで水はけを改善する
大量の芝の切れ端や枯れ葉が積み重なってできる層をサッチといい、これを取り除く作業をサッチングといいます。
サッチを放置すると通気性と水はけが悪くなり、ジメジメした環境は芝の病気や害虫の発生につながります。
そうならないよう1年に1回、2~6月の間にサッチングをおこないましょう。
- スチール製の熊手(柄の長いもの)がおすすめ。
- 熊手は寝かせぎみの角度にするとサッチを取りやすい。
- 茎や根が剥がれないよう地面を軽く引っかく程度に。
- やりすぎは禁物(8割くらい除去できればOK)。
- 痛んだ部分はサッチングせず原因に合った手入れを!
広い庭ならサッチングマシーンが便利です。
サッチングマシーンは、芝刈り機にサッチングとエアレーション機能も搭載された複合機がありますので、そういった商品を選ぶのもおすすめです。
エアレーションで芝生を活性化する
芝生の下の土は徐々に固まり、取り切れなかったサッチも溜まっていくため、そのままでは根に栄養がいかなくなってしまいます。
そこで、芝生に穴を開けて新しい土を充填することで排水性や通気性を改善し、健康で美しい芝生をより長く保つことができます。
- 3月半ば~6月、9月~10月頃の年2回
- スライシング(根切り)も同時におこなうと効率的
- 全体を均等に。植木周辺は根を傷付けないよう避ける
- 一般家庭では手軽なスパイキングがおすすめ
エアレーションには種類があり、ガーデンスパイクやローンスパイクで地面を刺すだけのスパイキングと、中空の刃で土をくり抜くコアエアレーションがあります。
スパイキングはコアエアレーションのように土を耕せないものの、根切り効果のあるローンスパイクなら手軽に大きな効果を得られます。
ワンランク上の芝生の手入れとしてコアエアレーションをおこなう場合は、抜いた土の回収や、新しい土壌の充填、仕上げの水やりを丁寧におこないましょう。
合わせて読みたい
芝生が枯れる、傷む原因とは?
芝生が枯れる原因には手入れの過不足や土の問題、病害虫トラブルなどがあげられます。
また、季節的な自然現象の場合もあるため、慌てず下記をご参照ください。
冬枯れする時期
暖地型芝生は冬になると枯れますが、春からまた成長を始め、夏には青々と茂る種類なので心配する必要はありません。
水不足
葉の色が黒ずんできたり、葉が細く丸まってきたら水不足の合図です。
水やり過多による高温多湿も病原菌のリスクが上がりますが、乾燥させすぎては成長に必要な水分もなくなってしまいます。
芝の種類や季節ごとの水やり頻度を確認し、適量を与えているか確認してみましょう。
除草剤
除草効果が芝にまで及ぶタイプや、芝に合わない除草剤を使い続けて枯れてしまうケースがあります。
芝を枯らさず雑草だけを枯らすものを選ぶのはもちろん、芝生と雑草の種類ごとに適した除草剤がありますので、よく選んで使用しましょう。
芝刈りでの「軸刈り」
先ほど触れましたが、芝刈りで生長点を刈ってしまうことを軸刈りといいます。
軸刈りされた芝は、成長が旺盛な時期なら復活する可能性もありますが、そのまま枯れてしまった場合は芝生の張り替えが必要です。
土の問題
土はそのままでは徐々に固まっていき、さらに取りきれなかったサッチが溜まると根に栄養がいかなくなってしまいます。
気付きにくい原因のひとつですが、定期的な手入れで回避できます。
病気・害虫
環境の悪化などにより病原菌が発生・繁殖し、それによって枯れてしまう場合があります。
また、害虫に葉が食べられたり、その食べられた箇所から病気になって枯れることもあります。

次章よりお伝えする対処法を試すか、
芝生に詳しい業者に相談して
早めに解決していきましょう。
芝生の種類は数多く、手入れの時期も方法も頻度もかなり異なります。
せっかく芝生を張ってキレイな庭にしたのに、枯れてしまうような事態になっては非常にもったいないことです。
自力での対処が難しいと感じたら、業者にサポートしてもらうのもよい手段ですよ。
「業者依頼ってどんな感じ?」「いくらでやってもらえる?」
そんなご質問がありましたら、お庭110番の無料相談までお気軽にどうぞ!
荒れた芝生の手入れ~トラブル対策編~
「芝生が弱ってきた」「傷んで変色している」「水たまりができてしまう」
そんな時は特別なケアで芝生の健康と美しさを復活させましょう。
エアレーションの頻度を上げる
土壌改善に効果的なエアレーションは、先述したように3月半ばから6月の間と、9月から10月の間の年2回でOKですが、芝生の状態や水はけなどに問題がある場合は頻度を上げてみましょう。
上記の期間中であれば毎月1回ずつおこなうことができます。
写真のようなローンスパイクでのエアレーションなら根切り効果も得られますよ。
スライシング(根切り)をおこなう
スライシングは芝生の根の新陳代謝を促進させるための手入れで、植えてから数年経過して伸び切った根を活性化させる作用もあるため、元気のない芝生に効果的です。
スコップやターフカッターで切り目を入れて古い根を切り、土をほぐすことで排水性と通気性を改善します。

サッチや古い根の分解も促進されます。
【暖地型芝生】
生長期である夏場は避ける。気温が15度~25度となる春か秋が適期。
【寒地型芝生】
気温が15度以上の時期は避ける。5度~15度となる3月頃か10月頃が適期。
- 頻度は年1回。水はけや成長が悪いなら2回までOK。
- エアレーションと同時におこなうと効率的
- 20~30センチメートルの間隔でまっすぐ切れ目を入れる。
スライシングの効果が分かるまでは時間がかかりますが、数か月後、数年後の芝の美しさで手応えを感じられるでしょう。
芝生のデコボコ・はがれには目土入れを
目土には大きく分けて3つの種類があり、表面のデコボコをならす、切り芝マットの目地埋めをする、芝の芽を増やして密度を上げる、サッチの分解促進など、さまざまな役割を果たしてくれます。
目土の種類
- 排水性と保湿性に優れ、もっともポピュラーな《粒状》
- きめ細かく、隙間を埋めるのに最適な《砂状》
- 有機物が多く含まれ、成長促進によい《黒土》
粒状タイプは潰れてしまうと雨風に流され効果が発揮されないため、人が通らない場所での使用が適しています。
砂状タイプは芝生の隙間を埋める目地埋めに最適です。
黒土は比較的安価で栄養が多いので、メンテナンスより芝生を育てる目的で使用するのがおすすめです。
- 補修目的なら時期に決まりはなく、適宜おこなえばOK
- 真夏は土が高温になるため入れすぎないよう注意
- 薄くなった部分への目土なら黒土が効果的
目土入れは芝全体の高さが上がってしまうというデメリットもあります。
広範囲に目土入れを繰り返すと、芝の間の飛び石や装飾タイルなどが沈み込んでしまうため、気になる方は部分的な補修に留めておきましょう。
はみ出し防止!「根止め」する方法
芝生は植えた場所から茎をのばして範囲を広げていくため、放っておくと花壇や通路にまで侵食します。
それを防止する手入れがエッジカットや根止めです。
【エッジカット】
芝刈り機や芝生カッター、芝生用のハサミなどを使って際刈りをすることで、芝の広がりを防ぎます。
定期的な処理が必要になりますが、塀との隙間や飛び石のきわなどもきれいにカットする
ことで、スッキリと美しい仕上がりにすることができます。
【根止め】
最も効果的なのは、エッジカットした芝生の境界に根止め材を設置する方法です。
芝生専用の根止め材を用意し、芝生のきわをグルリと囲みます。植木周りなどはレンガや枕木などを使うとおしゃれに仕上がります。
除草剤で一時的に根止めする方法もありますが、一度の設置で効果が続く根止め材の方が仕上がり的にもおすすめです。
芝生の病気・害虫対策
芝生の病気は年間を通して発生し、とくに多いのが春~秋にかけてです。
ここでは芝生に発生しやすい病気と害虫の特徴、対処法をお伝えします。
芝生の病気
ラージパッチ
排水不良や窒素の多用などが原因で、暖地型芝生に発生する病気です。さまざまな大きさのパッチができ、徐々に範囲を広げていきます。芝生の色がオレンジになり、内側が枯れているのが特徴です。
「ベントーレ水和剤」や、芝生や球根の病気に対して消毒や殺菌の効果がある「オーソサイド水和剤」などの殺菌剤の散布をおこないます。芝刈り機などを介し飛び地で感染するため注意しましょう。
ダラ―スポット
線状の菌糸と、くぼんだ円形状の小さいパッチができます。緑色がまだらになって赤茶色に変色すると、やがて地下部まで侵され土が見える状態になります。
定期的に刈り込みをし、朝露対策に散水を夜でなく朝におこないましょう。窒素肥料を控えることも発生予防になります。早春~晩秋までと発生期間が長く、発生頻度も高い病気ですので、薬剤をローテーションして耐性を避けるのもひとつの手になります。
ブラウンパッチ
高温・多湿な寒地型芝生に発生する病気で、特徴や症状はラージパッチと同様です。主に排水不良や通気性の悪い土壌、窒素肥料過多になると発生します。
高温・多湿を避けるため、芝を低く刈り風通しのよい環境にして、窒素肥料の与えすぎにも注意を。初期段階で消毒・殺菌効果のある「オーソサイド水和剤」や予防・治療効果のある「ウィルド顆粒水和剤」などの散布をおすすめします。
さび病
葉にさびのような粉状のものが付着する病気で、ピークは5月~6月と10月~11月。「黄さび」「黒さび」「冠さび」「葉さび」などがあり、放置しておくと枯れるおそれもあるため、早期に対処しましょう。
肥料の栄養バランスと通気性の改善、芝の種類や状態によっては殺菌剤の散布も必要です。発生初期は「サプロール乳剤」などを薄めて散布するのが効果的です。
ピシウム病
クモの巣状の糸が張る病気で、夜間湿度が高い日の翌朝に突然発生したあと、不定形の退色部があらわれて芝が枯死します。
代表的な症例が「赤焼病」と「雪腐病」で、赤焼病の場合1~2日で芝生が全滅することも。
雪腐病は積雪下で進行し、融雪直後に黄色から灰色がかった茶色の芝がパッチとしてあらわれます。
菌の繁殖を防ぐため、薬剤散布や排水に努めてください。耐性がつくのを避けるため、複数の薬剤を切り替えながらの使用がよいでしょう。
家庭の庭であれば、雨が降っても殺菌効果が維持する「ランマンPフロアブル」や、病原菌の侵入阻止と殺菌作用のある「クロステクト水和剤」などの散布がおすすめです。
芝生の害虫
芝生に発生する害虫の代表的なものは下記の3種類です。
シバツトガ
年に3回、5月~10月に発生する蛾の幼虫で、梅雨明け以降は被害が拡大します。夜に活発に活動し、さまざまな種類の芝につきます。
スジキリヨトウ
シバツトガ同様、年に3回、5月~10月に発生し梅雨明け以降に活性化する蛾の幼虫です。日中は土の中に潜み、夜に出てきて葉や茎・根を食害します。
コガネムシ
5月~10月に発生し、秋にもっとも被害が出るコガネムシの幼虫です。芝の根の先端あたりに生息し、根を食い荒らした結果、乾燥害などの被害をもたらします。

これらの害虫は、すべてMEP乳剤の散布で駆除できます。
冬枯れた庭の芝をグリーンにする方法
基本的に暖地型芝生は冬枯れし、春まで茶色に変色した状態が続きますが、庭の印象が寂しくならないようグリーンをキープする方法もあります。
ウィンターオーバーシート
暖地型芝生の上に寒地型芝生の種をまく方法で、種まき時期は9月末から10月頭。
オーバーシーディングすることで、夏は暖地型が、冬は寒地型が生育するため、年間通してグリーンの庭を楽しむことができます。
専用スプレーで着色する
人や芝生に無害の着色料で冬枯れた芝生をグリーンに着色する方法。
専用薬剤であれば、春の芽吹き促進や保温効果なども期待でき、発色も自然です。
どちらもゴルフ場だけでなく一般家庭の庭でも使われている方法ですので、興味を持たれた方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
芝生の雑草対策!効果的に除草するコツ
雑草が生えると見栄えが悪くなり、芝生に必要な栄養も奪われてしまいます。
定期的な除草が必要ですが、芝生を張った年は薬剤の影響を受けやすいので、手で雑草を抜くのがおすすめです。
草むしりはタイミング選びと事前準備でかなり効率アップできますので、こちらの記事で手作業のコツをチェックしてみてください。
翌年以降は除草剤が使用できますが、雑草は種子から増えるものと地下茎から増えるものとで対処法が異なるため、どちらのタイプかを確認することが大切です。
さらに、除草剤には予防を目的としたものと、生えてしまったものを枯らすことを目的としたものがあります。
雑草の種類と目的に合わせて、除草剤のタイプをよく確認して購入しましょう。
手入れが楽なおすすめの芝生5選
芝生の導入や張り替えをするなら、なるべく手入れ不要の芝生を選びたいものですよね。
完全に手入れ不要の芝生となると人工芝一択ですが、天然芝の中にも管理が楽な種類がありますのでご紹介したいと思います。
暖地型では野芝、寒地型ではケンタッキーブルーグラスブルーノートがおすすめで、理由は成長スピードや丈夫さにあります。
ほかにも手入れが楽な芝生がいくつかあり、それぞれ適応条件や特長が違いますので以下をご覧ください。
手入れが楽な芝生 | 耐寒性 | 耐暑性 | 耐陰性 | 踏みつけ |
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野芝 | ![]() |
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高麗芝 | ![]() |
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ブルーグラス | ![]() |
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フェスク | ![]() |
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バミューダグラス | ![]() |
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耐暑性に優れつつ耐寒性もある丈夫な野芝
日本芝である野芝は成長がゆるやかなだけでなく、日本の気候に広く適応できる品種です。
野山に自生する品種で葉は荒く密度も低いですが、低コストで導入できるメリットがあります。
乾燥や病害虫にも強く最小限の手入れで育つのも魅力です。
野芝をさらに改良したつくばグリーンは、草丈の低さに加え耐陰性にも優れています。
最も一般的で耐塩性もある高麗芝
高麗芝は寒さに弱いタイプの日本芝ですが、耐塩性があり海沿いの地域にも適応します。
高麗芝の中でもTM9はとくに成長速度が遅く、草丈は従来の半分ほどのため、芝刈り頻度をかなり抑えることができます。
競技場に多いブルーグラス
踏みつけに強く丈夫なため、ゴルフ場やサッカー場などによく使われます。
ブルーグラス類は北海道や東北の冬に耐える分、基本的に暑さに弱い西洋芝ですが、ブルーノートのように改良で耐暑性を持つ品種もあります。
植え付けた年はややゆっくり育ち、成長後は草丈がやや高くなり芝刈り頻度も上がります。
乾燥に強いフェスク
フェスク類も暑さに弱い寒冷地向けの西洋芝ですが、乾燥には強く耐陰性もあります。
ハードフェスクとクリーピングレッドフェスクは草丈が低く、硬くきめ細かい葉と美しい葉色が特長です。
暑さと踏みつけに強いバミューダグラス
暖地型の西洋芝で暑さと踏みつけに強いのがバミューダグラス類です。
乾燥にも強いため水やり頻度が低く済む芝生ですが、草丈は10~20センチメートルを超えるものもあります。

導入コストも踏まえて種類を選びましょう。
芝生の張り方、剥がし方
「芝生に水たまりができる」「元気がない部分が広がってきた」「駆除できないほど雑草がはびこってしまった……」というときは、芝生の張り替え時期が来たのかもしれません。
ここでは、芝生の剥がし方と張り替え方のポイントをお伝えします。
芝生の剥がし方
芝生はタイル状に切り目を入れると比較的簡単に剥がすことができます。
切り目は、先の尖ったタイプの大きいショベルや鎌などで入れていきますが、広範囲ならセーバーソーなど電動アイテムを使うと作業が楽になります。
【1】40センチメートル間隔、深さ10cm程度の切り目を入れる。
【2】フォークやスコップでてこを使ってはがしていく。
【3】剥がした芝生の土を落とす。
【4】ツルや耕運機などを使って整地していく。
【5】熊手やタンパーで叩きながら転圧して仕上げる。

雨が溜まらないよう勾配をつけるのも忘れずに!
土の中に幼虫がいたら殺虫剤をまいておこう!
芝生の張り方
張り替えでなく初めて芝生を張る場合は、整地してから下図のように芝を張っていきます。
芝生の張り方4種
べた張り | 目地張り |
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市松張り | すじ張り |
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最初から全面をきれいに覆いたい場合はべた張りをしましょう。
導入コストを抑えてゆっくり芝生を育てるなら、目地張り・市松張り・すじ張りがおすすめですが、全面に広がるまで時間がかかり、雑草も生えやすい点がデメリットです。
整地が必要な場合は、雑草や石を取り除いて土を耕すところから始めます。
その際、水はけや土の質に問題がありそうなら土壌改良もあわせておこないましょう。
芝生用の土を入れて踏み固めたら、芝を張って水を打ちながら地面をならしていきます。
広範囲に渡る作業は大変ですが、芝生の立ち上げ作業はひとつひとつが重要です。
「大変だし難しい」「手が足りない……」という場合は、業者依頼も視野に入れてムリなく美しい庭を楽しみたいですね。
困ったときは、全国の優良業者をいつでも手配できるお庭110番にお任せください。
無料相談、無料調査は24時間365日受付け中です!
意外とリーズナブル?芝生の手入れを業者依頼する方法
広範囲に渡る芝生の手入れは、時間も体力も消耗する大変なミッションですよね。

「かと言って業者依頼するほどでも……」と思われるかもしれませんが、今は個人が手軽に利用できるリーズナブルな業者が増えています。
見積りなどの手配は基本的にメールや電話1本で進み、下記のような流れでスムーズに依頼可能です。
- 芝生の広さと要望、予算などを伝える
- 現地で作業内容と料金の見積りをもらう
- 依頼するか検討(他社とも比較)
- 気に入った業者があれば依頼
依頼先に迷ったら、地域の業者やネットで口コミのよいところを探し、気軽に問合わせてみましょう。
その際は、遠慮なく希望事項を伝えることと、最初の1社で決めないことが大切です。
芝生の手入れ費用をお得にするには?
業者料金は依頼範囲と依頼先の価格設定で決まりますが、ネットでは各社の表記にバラつきがあるため、諸費用まで含めた正確な料金を把握するのは難しいでしょう。
例としてお庭110番では芝刈りを550円~、エアレーションを2,000円~(1平方メートル/税込み)で承っておりますが、芝生に関するくわしい料金表示がない業者もあるため、剪定や草刈りと比べると相場感が掴みづらいかと思います。

割引き率がアップする業者もあるため、
費用重視なら数社に現地見積りしてもらうのが得策です。
その際は、依頼前に無駄な費用が発生しないよう、見積り・出張料・キャンセル料が無料の業者に絞って依頼するのがポイントです。
お庭110番もその条件を満たしており、お客様満足度98パーセント※と高評価をいただいておりますので、依頼先のひとつとしてぜひご検討くださいね。
※弊社受付の満足度調査より(2016年7月実施)
芝刈り1平方メートル550円~!大変な芝生の手入れはお庭110番へ
お庭110番は無料相談による丁寧なヒアリングと現地見積り、諸費用込みの明朗会計で、業者依頼に不安のあるユーザー様にも安心してご利用いただいております。
「とりあえず見積りだけ知りたい」
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こんなご要望にも24時間365日、全国ネットでご相談を受付け中!
例えば見積りをご依頼いただくと、お近くの優良業者がまずは無料でお伺いして芝生のお手入れ費用を算出。
お客様のお悩みとご予算をふまえて、作業内容から実際の料金までをくわしくお伝えいたします。
もちろんその場で即答しなくてOK!見積り段階での無料キャンセル可!ですので、「落ち着いて他社と比較したい」という方にピッタリです。
ご依頼後も出張費などの諸費用コミコミ、見積り後の追加料金0円のお庭110番なら、支払い時に「思ってた金額より高い!」となる心配もありません。
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