梅雨の時期になると見かけることが多い紫陽花。紫陽花は剪定しなくても花をつけてくれます。しかし適切に剪定することによって、樹形を整え見た目をよりよくすることができるでしょう。紫陽花をよりきれいに整え、今よりももっと楽しみましょう。
そのためにはまず、適切な剪定方法を確認していきましょう。業者に依頼をしたときの費用相場もご紹介しているので、紫陽花を育てているならぜひ最後まで読んでみてください。
紫陽花の剪定をする前に知っておきたいこと!剪定に適した時期とは?
梅雨に落ちこみがちな心を晴れやかにしてくれる紫陽花(あじさい)。実は、きれいな紫陽花を咲かせるためには剪定が欠かせない、というわけではありません。しかし、好き勝手枝が伸びた紫陽花は見た目が悪く、伸びた枝が近所の土地に侵入する可能性もあるので、定期的な剪定が必要です。
そして、剪定する時期にも注意が必要です。紫陽花は繊細で、花を咲かせる準備をしている最中に枝を切ってしまうときれいな花が咲かなくなってしまいます。美しい花を咲かせるために、紫陽花の特徴と剪定に適した時期をご紹介します。
剪定をする前に!紫陽花の特徴をおさらい
剪定をするうえで、紫陽花の特徴を知り、それに合わせた切り方をすることは重要です。紫陽花にはこのような特徴があります。
・剪定をしなくても花が咲く
・生長がはやいので枝が伸びやすく、樹形も変わりやすい
・枝を切りすぎると花が咲かなくなる
・新しく伸びた枝には、2年後に花が咲く
・寒い冬に耐えられず花が咲かなくなることもある
枝を整えなくても花を咲かせますが、紫陽花は成長力が強いため、樹形を保つには剪定が欠かせません。しかし、逆に枝を切りすぎたり切る枝を間違えると花がなくなってしまうので注意が必要です。
紫陽花の剪定をする目的と剪定に適した時期
鉢植えに株を植えているわけでなければ、紫陽花は必ずしも剪定しなければならないわけではありません。しかし、枯れた花と枝を切り落とすことで、早めに翌年の開花への準備を促し、より美しい花を咲かせることができます。また、余分な枝を減らせば風通しや日差しがよくなるため、病気や虫に強くなります。
紫陽花は花がしおれてきた、6,7月に剪定します。9月ごろになると次の梅雨に向けて花芽をつけはじめるので、その前には剪定を終わらせるのがポイントです。また、秋の終わりから春前までの時期に2度目の剪定をし、花芽より先の枝を切り落とすと、よりきれいに花を付けることができます。
しかし、品種によって剪定時期に多少の差異があります。たとえば、アジサイ・アナベルという品種はベストな剪定時期が遅いので注意が必要です。枝を切るのが早すぎると、花が咲かない枝が伸びてしまいます。アナベルを育てている場合は、花が枯れた後か、2月ごろのどちらかに剪定するのが一番よいとされます。
剪定は紫陽花のことを知り尽くした業者に頼むのもおすすめ
美しく開花する紫陽花を楽しむには、時期の見極めが欠かせません。紫陽花には独特の育ち方があるので、紫陽花ならではの枝の伸び方や開花の準備に合うような剪定時期を見計らう必要があるのです。
自分では時期の見極めが難しいと思ったら、剪定のプロに相談してみるのが無難です。紫陽花に詳しい業者なら、どんな剪定をどの時期におこなえばよいのかよく知っているので、美しく開花するように剪定してくれます。
紫陽花の花を毎年楽しむための剪定方法とは?剪定後にすべきこと
紫陽花が美しいと、梅雨のせいで憂鬱な気分も晴れやかになりますよね。その美しさからか、母の日のプレゼントとして贈る方も増えてきています。花を楽しむには、正しいやり方で剪定する必要があります。また、剪定をし終わったあとには植え替えやさし木など、ほかにするべきこともいくつかあります。
花芽を残しながら枝を切りそろえる方法と、剪定後にするべきことをご紹介します。正しいお水のあげ方や植え替え方法についてもしっかり確認していきましょう。
紫陽花剪定の基本と花を咲かせるための剪定方法
きれいな花を咲かせるための剪定のポイントは、2回剪定することです。花が枯れはじめるときにおこなう1回目の剪定では、花から枝をたどって、3,4枚目の葉の上で切ります。
こうすることで、花芽を残しながらも翌年に花が咲かない部分をカットすることができます。不必要な枝をカットし形状を整えたいときは、下や内側に伸びている枝や、細めの枝を切っていきます。
秋以降におこなう2回目の剪定では、1回目に切った部分からさらに伸びた枝を切ります。1回目にカットした位置より少し下の部分を狙いつつ、花芽ができる部分を残して切ります。
紫陽花の剪定後にやるべきこととは?
紫陽花の剪定後にもすべきお手入れがいくつかあります。
植え替え
紫陽花は成長速度が速い植物なので、植木鉢で育てつづけると根が土の中でつまってしまいます。このようなことを防いで健康的な成長を促すために、年に1回、花が枯れたあとに植え替えをおこないましょう。
葉っぱが落ちたあとの水やり
秋に葉が落ちたあとも、枝や根は生きています。紫陽花は水分を多く必要とするので、水やりは欠かせません。雨が降らない日がつづくときは、水をたっぷりあげましょう。
挿し木
さし木をすれば紫陽花を増やすことができます。6月の初めころに、花を付けていない枝を先端から30センチメートルくらいのところでカットし、さらに先端から15センチ分の余分な枝を切ります。残った枝の下部分を挿し木として鉢植えに植えて育てます。
肥料
さし木をすれば紫陽花を増やすことができます。6月の初めころに、花を付けていない枝を先端から30センチメートルくらいのところでカットし、さらに先端から15センチ分の余分な枝を切ります。残った枝の下部分を挿し木として鉢植えに植えて育てます。
紫陽花を育てる楽しみは花を楽しむこと!確実に花を咲かせたいなら…
新しい枝からは2年たたなければ花が咲かないという特徴をもつ紫陽花は、古い枝と新しい枝を見分ける目がないと毎年きれいな花を咲かせることができません。また、花芽ができる場所を予想して剪定しないと、花を咲かせるのは難しいでしょう。
紫陽花のだいご味は花を楽しむことです。自分では枝の見極めが難しいと思ったら、剪定のプロに頼んでみるのが無難です。紫陽花をはじめとしたさまざまな種類の庭木に詳しい業者なら、紫陽花の形を整えつつも、翌年に美しく開花するように剪定してくれます。
紫陽花の剪定を依頼したときの料金
紫陽花の剪定を業者におまかせすれば楽に花を楽しむことができますが、費用と業者選びには慎重になりましょう。
依頼する業者によって剪定料金の設定方法が違います。同じ本数・大きさの紫陽花の剪定でも、依頼先によって費用が大きく左右することがあるので、見積もりをしてしっかりと比較することが大切です。また、剪定業者がたくさん存在するので、信頼度を計って業者選びをすることが重要です。費用の計算方法と賢い業者選びの方法をご紹介します。
紫陽花の剪定でかかる費用はどのように決まる?
剪定の料金設定は、業者によって変わります。しかし、以下のような2つのパターンで費用を決めていることが多いです。
職人一人あたりの料金
まず、職人の人数や腕前で料金を定める方法があります。腕のよい職人だと費用が高くなることがあります。職人の人数と剪定にかかる時間が増えるほど費用が高くなります。
1本あたり、高さ、幅による料金
剪定する紫陽花の本数や大きさを基準に料金を設定している業者もあります。紫陽花の本数が多ければ多いほど、そして紫陽花が大きければ大きいほど費用がかかります。
そのほかには、どのような形状にしたいのかといった要望に応えてもらうために料金がかかる場合や、切った枝を処分してもらうために追加費用がかかることもあります。
依頼を決める前に見積もりをして施工内容と金額を確認することが大切です。
紫陽花の剪定を依頼するならここ!優良な剪定業者の見つけ方
大切な紫陽花の剪定は、信頼できる業者におまかせしたいものです。優良で安心してまかせられる業者選びをするには、いくつかの点に注目しましょう。
まず、実績があるかというのは重要なポイントです。実績が多いほど経験のある業者といえますし、リピートで利用されるお客様がいるなら信頼できる腕を持っていると考えられるでしょう。実績は業者のホームページや口コミなどを利用してチェックすることができます。
また、料金を明確に示してくれるかという点も大切です。見積もりを依頼したときに、費用の内訳がはっきりとさせてくれているのであれば、料金設定がしっかりとしていると判断できます。また、施工をしたあとに追加料金がかからないかも確認しておくと安心です。料金について不明な点があれば、ためらわずに質問してみましょう。
紫陽花の剪定をご検討の方は、まずは相談だけでもしてみませんか?
お庭110番では、無料でお見積もりをおこなっているので、費用を知ってから業者に頼むかを決めたいという方も安心してご利用いただけます。
また、相談をしていただくことも無料です。「適した肥料がわからない」「剪定方法がわからない」などの初心者さんが抱きがちな質問から、ベテランさんが抱く専門的な疑問まで、庭木に詳しい剪定のプロに相談していただけます。疑問点を払拭したうえで依頼すれば、安心感が違うでしょう。
紫陽花を育てている方、これから育てようと考えている方は、一度お見積もりのご依頼や相談をしてみてはいかがでしょうか?